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バーニング・オーシャンを見たお話
こんにちは、黄色ネジと申します。本日は久しぶりに(と言うかコロナ以降映画館に行かなくなったので)映画を鑑賞してまったりしておりました。タイトルは「バーニング・オーシャン」2017年公開の災害パニック映画です。
少し前にオンデマンドサービスに試しに入ってみたのですが、家でいつでも観れるとこれが不思議と観ないものです。映画に行って映画を観る、そんなステレオタイプな私。
レンタルショップも長い事行ってなかったのですが、ふと映画が観たくなり駅前で寄ってみました。そして自分で映画を選んでレンタルする、そんな当たり前の事ですがすごく楽しかったのを思い出しました。
パッケージを観て紹介文章を観て借りる、コロナ前はやってたんですけどねー。というわけで知っていたけど観てない映画「バーニング・オーシャン」2017年をレンタルしてまいりました。
オンデマンドで観れても観なかったのに、わざわざ借りるコスパの悪さよ。でも気分は楽しい。やっぱりショッピングと一緒で外へ出かけてワクワクしながら自分で選ぶ行為こそ娯楽の一環なのでしょう。
それでは本作をネタバレなしでご紹介していきます。
「バーニング・オーシャン」2017年
(↑こちらはyoutubeで閲覧できる予告です)
本作品はアメリカ、メキシコ湾に位置する石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で起きる爆発事故を主軸とした災害パニック映画です。
主演はすっかりかっこいいおじさんになった マーク・ウォールバーグ、脇を大御所俳優カート・ラッセルや奇才ジョン・マルコヴィッチがかためています。
マイク・ウィリアムズ (マーク・ウォールバーク)上司のジミー・ハレル ( カート・ラッセル)と共に石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」の作業員として従事していました。
彼等がシフトの交代で施設に入ると、スケジュールされていた負圧テストが行われていないことが発覚します。この負圧テストで安全が確認されないと石油採掘に危険が伴うことから、現場監督の立場にあるジミーは怒りをあらわにします。
そこへBP社のドナルド・ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)が現場会議に参加し採掘の強硬を提示します。マイク達作業員は彼等BP社に雇われた身であるため、高圧的な態度で石油採掘を指示されてすまうのです。
事実BP社とマイク達の所属するトランスオーシャン社の間で行われた契約には大幅な遅れが生じており、ドナルドはその工期の遅れを理由に採掘作業の再開を迫ってきました。
しかも本来この安全確認である負圧テストを行う別会社をドナルドが追い返していたのです。
ジミーは施設の作業員を監督する立場として負圧テストをさせてもらうようドナルドにくいつきます。なんとか許可を得て簡易的な負圧テストを行うと、許容範囲をはるかに上回った圧力数値が確認されます。
しかしドナルドがその数値をドリルパイプで行ったテストであることを指摘します。(本来の抑圧パイプであればそんな異常な数値は出ないため)また異常時に出る泥水の噴出も確認されていないことを理由に安全性を強調されてしまいます。
こうして石油採掘作業を再開することになった「ディープウォーター・ホライゾン」。彼等はこの時海底から吹き上げている天然ガスにまだ気が付いていないのでした…
黄色ネジの感想
映画も久しぶりでしたがマーク・ウォールバークも久しぶりな私。すっかりイケオジなったマークが屈強な現場主任を演じていて視聴者を引きつけます。
作業員から絶大な信頼を得ている監督のジミー( カート・ラッセル)も存在感があり彼がいかにマークを頼りにしているか冒頭でよく伝わってきます。楽しい理想的な職場(⌒∇⌒)。
そこへ雇い主BP社から派遣されたドナルド・ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)。もうマルコヴィッチ特有の頭がきれる嫌な奴全開で登場人物達の対立をシンプルにしてくれます。
理論でマウント取るのが上手く、雇用関係を盾に採掘を再開させるドナルド。
生臭い雇用関係、安全を無視し強硬される採掘作業、そして天然ガスによる未曾有の海難事故。
ハラハラドキドキ、一瞬たりとも目が離せない災害パニックでした。みなさんも想像してみてください。あなたの職場で天然ガスによる爆発事故が起きたとします。でもそこはメキシコ湾から80キロも離れた海の上。
爆発は火災をはじめとする二次災害をおこしライフラインを次々と壊してしまいます。そしてあなたが立っている施設は崩壊の一途、海の表面は石油が引火して火の海と化しています。
リドリー・スコット監督のエイリアンも絶望的でしたが、この状況も相当地獄ですね。ライフラインなし逃げ場なし。
しかもこの映画、なんと実話(2010年メキシコ湾原油流出事故)をもとに制作されております。
冒頭の数分とエンドロールでは実際の事故現場や救出活動の映像が流されます。実際の災害を映画化したものでいえば最近ではオンリー・ザ・ブレイブが有名ですが、こちらは原油流出を伴う海難事故として実際に起こったものです。
もしまだ観てない方(今日観た私)がおられたら次の休日にオススメです。実際に起きた死傷事故なのですが、オンリー・ザ・ブレイブに比べると災害パニックとしてエンタメ性を出しているように感じました。
頼れるマークと癖の強いマルコヴィッチの存在感がすごくて終始釘付けの映画でした。
災害というか厳密には人災なので、人間は愚かだーと言う気持ちになりますね。実際の事故ですので、気持ちは複雑ですが、興味ある方は映画の観賞後に事故のニュースをネットでご覧になると良いと思います。
本日もお粗末です。最後までお付き合い頂きありがとうございました。明日も良い日をお過ごしください。
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