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こんにちは。
千葉県流山市にある、いちばんはじめの親子のコミュニケーションスクール「きいろいぼうし」の中村ともみです。

おしゃべり前の赤ちゃんとママ・パパのコミュニケーション、ファーストサインのレッスン風景や、元司書として絵本や読み聞かせについて、そして、4歳の男の子を育てる日常をお伝えしています。

サイン育児を始めようと思うけれど、そんなの、本を読めば十分でしょ?
そんな疑問をお持ちかもしれません。



サイン育児の本はたくさん出版されている

巷には、サイン育児に関する本はたくさんあります。

インターネットで調べたり、大きな書店の本棚をのぞいてみると、難しそうな専門書から、絵や写真の多い入門書、コミックエッセイまでが並んでいます。
これを見ると、簡単にできそうだな、とはじめの一歩を踏み出す勇気をもらえることは間違いありません。
やっぱりファーストサインなんて、本を読めばできるでしょ? レッスンなんて不要だし、時間の無駄じゃない? と思われたなら、それはちょっと待ってください。

おててのサインを覚えるだけでいいですか?

結論からいえば、おててのサインを知るだけなら本だけでも学べます
しかしながら、手のサインを知っただけでは、ファーストサインが使えるようにはなりません。なぜならば、ファーストサインでいちばん大事なのは、サインの出し方・見せ方だからです。

極端なことを言えば、サインの出し方・見せ方に比べれば、手のサインを覚えることは二の次です。
サインを出すときにどこを見るのか
どんなスピードでサインを出せばよいのか
どんなふうに声をかけるのか
ファーストサインを使うために大事なこれらのことは、残念ながら、本を読んだだけでは学べないのが現状です。

そして、このサインの出し方・見せ方をおしゃべり前の時期に身につけることが、お子さまが成長し、おしゃべりで上手にコミュニケーションをとれるようになったあとも、親子の間でファーストサインが活躍しつづける理由でもあります。

おしゃべりが始まっても使える、ファーストサイン

ファーストサインは、お子さまが成長し、おててのサインを卒業したあとも使えます。
息子は幼稚園児で、すでにことばによる表現が豊かになっていますが、それでも、ファーストサインの出し方・見せ方が日々のコミュニケーションの中で有効だと感じています。

たとえば、こんなときです。
息子が出かけるのを渋っている。なにやらそれらしい理由を言っているけれど、どうも本当はそうではないらしい。
ママとしての直感ももちろんありますが、「ことば」というサインの出し方がふだんと異なりちぐはぐだから、気づけたわけです。

イヤイヤ期に入っても、思春期になっても、成人しても、使えるのがファーストサインです。


本で学ぼうとすると、本しか読めない

身も蓋もないことを言ってしまうと、本で学ぶときには、本しか読めません。
本を読みながら赤ちゃんにサインを出し、また本に戻って次のサインを赤ちゃんに出し、説明文も読んで・・・としようとすると、なかなか難しいことだとご想像いただけるかと思います。
赤ちゃんの月齢にもよるとは思いますが、赤ちゃんが起きている間に、読み聞かせる絵本以外の本を開くことすら難しいことです。
かわいいわが子のいまという時間を親子で共有したいと思っているのに、本に読まなければならないのでは、本末転倒です。

だからこそ、赤ちゃんをご機嫌にさせるスペシャリストでもある講師が全力で赤ちゃんがご機嫌で過ごしている時間に一緒にファーストサインを学んで、それをその場で実践できる、ファーストサインレッスンこそ、忙しい子育て中のママ・パパにぴったりだと思います。

赤ちゃんとおしゃべりしたい、ファーストサインを学んでみたい。
そう思ったママ・パパご自身の気持ちをたいせつにするためにも、ぜひ、ファーストサインのレッスン会場に足を運んでみてくださいね。

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