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内輪の打開

内輪な空間に迷い込んでしまい、とても居心地の悪い体験をしました。

必ずしも内輪の雰囲気が悪いわけではありません。長い付き合いの友人との関係なんて、内輪のノリばかりでしょう。気心の知れた相手のコミュニケーションは楽しいです。それは広がりも永続性も求めてられていないからで、なにかのきっかけで音信不通になってしまったら残念だけど、また新たな別の関係性を築いていきます。

しかし、特定の目的を持って一緒に活動していくことやそれを継続していくことを考えると、外に対して門を開いておく必要があります。シンプルに自分の命は有限である以上、新しい人の存在は必須ですし、人数が増えるということはそれだけ影響力が強まったり、できることが広がったりします。

内に閉じてしまうと結束力は強まるかも知れませんが、外から入って来ることが難しくなります。

今までいる人には通じることが、新しい人には通じない。それは前提となる知識や風土が共有されていないからですが、既にいる人はもどかしさを感じ、新人は疎外感を覚えて立ち去ります。

それが繰り返されると、全体が疲弊し始めて、不満が溜まり、内から腐っていきます。

だから、外に開いておく。それはそれで大変さもあるけれど、新しい人は自分達の前提や先入観に光を当てて、それを変えるチャンスをくれるのだと思えば、ありがたく思えるでしょう。

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ほんだ
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