1年という時間
毎年インタビューゲームをやると決めている友人がいる。大体10月の後半から11月の前半までの間にどちらからと言わずに日程調整をしてやる。今日で5回目の日だった。
率直な感想として、1年とは人が変わるのに十分すぎる時間なのだなと思った。
初めて実施した日は、お互いに自分がどこに立っていて、どこに向いているのかもわからない暗闇を手探りで進んでいる状態だった。
今も見通せない暗闇を進んでいるのは変わらないが、5年前を原点として、今がどれくらいの座標にいるのかが朧げながらわかる。
1年前にいた地点と今いる地点は、随分離れている。
変わりたいけど、変われない。それでも変わるためにもがく。そんな諦めにも似た嘆きの声と試行錯誤があったけれど、こうして同じ人と同じ時期にインタビューゲームをやっていると、僕も随分変化しているのだと思い知らされる。
ただ24時間365日「自分」をやっているとその変化がどうしてもわかりづらい。こうして、1年に1度でも、定点観測できる機会はとてつもなく、ありがたく、そして価値があると思う。
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