緑の中のお堂
昨日は雪があっという間に消えてしまいましたが、今日は向かいの家の松の木がしっかりと綿帽子を被っています。冬たけなわです。
Netflixでペーパー・ハウスを見て以来、スペインドラマにハマっていて、なかなか水彩画がはかどりません。まあ目が疲れやすくなったので抑え気味にしていることもありますが、1週間に1枚くらいのペースになっています。
そんな訳で久し振りの新作ですが、やっと濃淡の描き方が分かって来たような気がしています。やっぱり省略と強調にたどり着きますね。
俳句は、昨日冬の京都でしたが、今日も京都でまいります。
石だたみショール羽織りてお辞儀され(季語:ショール:三冬)
妙心寺は塔頭が多く石畳の道が続き生活道路になっています。行き交う人は軽く会釈をする人もいて思わずこちらもお辞儀をお返します。この句はショールを羽織った着物姿の女性が通りすがりのおじさんにお辞儀をされているって感じですかね。
千枚漬掴む塗箸するり抜け(季語:せんまいずけ:三冬)
冬になると必ず食べる千枚漬け。大原で買う千枚漬けが好きなのですが、なかなか買いには行けません。千枚漬けのぬめりは美味しさの証拠かと思いますが、塗り箸で食べる時は結構悩みます。布団を干す要領で真ん中に箸を入れて掬いあげ一枚をぺろりと食べるのが私の食べ方です。
持ち帰りのみや鳴滝大根焚き(季語:なるたきのだいこだき:仲冬)
毎年行列が出来る鳴滝了徳寺の大根焚きは今年もコロナの為に持ち帰りだけとなりました。ありがたさも半減する感じです。実は家の近くにあるのにまだ行ったことがないのでコロナが完全になくなったら一度並んでみますか。
故郷の想い噛み締めけんちん汁(季語:けんちんじる:三冬)
けんちん汁は建長寺汁とも呼ばれ、もともと普茶料理ですが、私には田舎の食べ物にしか思えません。埼玉県ではけんちん汁をつけ汁にした蕎麦を出す店もあり、ダサイタマの定番と言えるかも知れません。私はけんちん汁が何故か好きですね。
ちなみにけんちん巻って言う料理もあるのを知ってますか?