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糸瓜(へちま)

最近、家の近くを散歩していてゴーヤが生っているのを見つけました。黄色い花も咲いていて、胡瓜や糸瓜と同じ仲間なんだと改めて納得しました。まだ花が咲いているのに半分以上熟れて黄色くなったゴーヤもありました。

でも今日の絵はゴーヤではなく糸瓜へちまです。糸瓜は子どもの頃、私の家の庭にも植えてありましたが、余り食べた記憶はありません。多分、束子たわしかわりにしていたのだと思います。へちまは若いうちは食べられるはずなので瓜だと思って糸瓜の浅漬を食べていたのかも知れません。
いや「○○もへちまもあるか!」と言うように「へちま」は役に立たないもの例えのように使われるのでやはり糸瓜は食べてないのかな?

ケロリン桶しばしへちまを湯で戻し


子供の頃は親と銭湯に行ったものです。多分、家にガス風呂が出来る前のことだったのだと思います。黄色いケロリンの洗い桶の第一号が置かれたのは東京駅にある東京温泉だったそうです。昭和38年洗面桶が木製からプラスティック製に切り替える時に広告入りにしたので、一気に全国のお風呂屋に広まったそうです。ちなみに関西のケロリン桶は関東のものより一回り小さいそうです。

風呂上り縁側にほのか月明かり
銭湯の縁側にほのか月明かり


銭湯へ行っていた頃、脱衣場から戸を開けて縁側に出ることが出来ました。そこには坪庭があってめったに見ない月を眺めることもありました。でも俳句では「銭湯の縁側」より「風呂上り」の方がほてった身体を冷している感じが出ていいかな、でも場所が特定されないなと迷って両方並べて見ました。

坪庭にやさしき日陰を糸瓜棚へちまだな


食べもしないのに我が家の糸瓜の棚はなんの為だったのかなと考えていたら、庭に日陰が出来て暑さを少しばかり凌げたことを思い出しました。そうだ日除け代わりの糸瓜棚だったんだ!


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