ドイツ・ケルン
ロンドン駐在の時、ドイツと言っても出張で行くのはデュッセルドルフばかりでした。たまたま週末にかけての出張の際ケルンを訪れることが出来ました。ケルンは古代ローマ帝国が支配したところで市民はそれを自慢にしているようです。ローマによる支配を歴史とは認めず敢えて伝説化するイギリスとは対照的ですね。(ブリトン人やケルト人の時代はイギリスの歴史ではないということですね。)この水彩画はケルンの近くの有名なレストランを描いたものです。
天高しこれぞケルン大聖堂(季語:てんたかし:三秋)
現在のケルン大聖堂は1880年に完成しましたが、それはなんと建設開始から600年以上経っていたのです。この大聖堂はゴシック建築としては世界最大の建物です。まさに大聖堂中の大聖堂です。さらにワシントン記念塔が出来るまでは世界一高い建物でもあったのです。
大歓声ジョッキ割れそなビールフェス(季語:ビール:三夏)
ミュンヘンで行われるビール祭りオクトーバーフェストは勿論10月なので季語は夏でも季節は秋です。本場ドイツだけではなく最近は日本でもいろいろな所でオクトーバーフェストが行われていますね。
クリスマスマーケット早や人溢れ(季語:クリスマス:仲冬)
ドイツのクリスマスマーケットは広場を埋め尽くす大イベントのようです。クリスマスツリーの飾りだけでなく、クリスマスに関する全てのものが揃います。ドイツで人にぶつからずに歩くことが出来ない珍しい風景です。
凩や赤信号皆立ち止まり(季語:こがらし:初冬)
ドイツ人の几帳面さは半端なく、車がないことがわかっていても決して赤信号で歩き出す人はいません。日本人には当たり前でも世界では珍しい民族だと思います。
おまけの一句は無季語で
アウトバーンもっと早くと言われても(季語:なし:なし)
アウトバーンとはドイツの高速道路のことでスピード制限が全くありません。