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和歌山千畳敷海岸
うららかな海遠くには船一艘(季語:うららか:春)
舟虫も岩に隠れる千畳敷(季語:舟虫:夏)
(しの添削後) 舟虫も岩に隠るる千畳敷
広き海詩人になれり律の風(季語:律の風:秋)
(しの添削後) 広き海ふと詩の浮かぶ律の風
凍て風や涙も飛ばす千畳敷(季語:凍て風:冬)
(しの添削後)凍て風涙も飛ばすや千畳敷
和歌山の千畳敷海岸は三段壁と共にこの辺りでは有名な景勝地で白浜温泉とワンセットなのでしょうか。一回しか行っていないので秋以外は想像です。律の風は律の調べの子季語とありました。「りちのかぜ」と読むそうです。旋律の律の字が素敵でこれを使わせてもらいました。凍て風と風が続いてしまいましたが、「いてかぜ」も凍てるという言葉が好きなので重なりは承知ながらもつい使ってしまいました。