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サンマ

先日サンマ定食の句を詠んだら絵も描きたくなりました。最近はサンマも高級魚に入りそうな勢いで値段も上がっているようですが、やはり秋の食べ物としては貴重ですね。絵の方もだいぶ肩の力が抜けてきて、いい加減に描くことを覚えつつあります。

脂は乗るものなのかとサンマ食う(さんま:晩秋)

美味しい秋刀魚は脂が乗って本当に美味しいですよね。ところでなんで「脂」が「乗る」という言うのだろう?ベテランの秋刀魚なのか?とつまらないことを考えながら美味しい脂を楽しんでいる姿です。

七輪の煙もうまし秋刀魚かな(さんま:晩秋)

昔は勝手口の外に七輪を持ち出して秋刀魚を焼いていました。何時の時代やという話ですが、私の子供の頃は本当にそうだったのです。七輪は冬の季語かと思いきや炭火関連の季語は多いですが、私の調べた限り七輪は何故かセーフでした。昔は七輪を毎日使っていたからですかね。

魚味増すはおろし醤油に酢橘かな(すだち:晩秋)

(ぎょみますはおろしじょうゆにすだちかな)

焼き魚おろし醤油に酢橘かな(同)

焼き魚はおろし醤油に酢橘をかければ美味さ倍増です。それを詠もうとして以外と苦戦。ついに魚味という言葉を見つけました。でも結局、「焼き魚はおろし醤油に酢橘かな」と言う「呟き」の方がいい句に思えて来ました。どういうこと?

あつあつのご飯で踊る秋刀魚かな(さんま:晩秋)

調子に乗ってそのまんまの句を思い付きました。秋刀魚が踊るわけないでしょうと突っ込みが来そうですが、踊るのは私です。踊りたくなるほど美味しいので「踊る」なんです。「う〜〜ん。美味しい〜〜。」と体をよじって踊るんです。が、しかしやっぱりこの「踊り」には無理があると思ってもう一句です。

秋刀魚乗せあつあつご飯に身をよじり(同)

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