囲炉裏
囲炉裏の絵を描いてみたのですが、結局難しかったのは灯りでした。囲炉裏を囲む板に明かりを映して明るく光る感じを出しましたが、灯りのぼかしそのものはなかなか思うように行きません。そして囲炉裏の火に至ってはなんだかわからないくらいですね。
座布団の柄は前ならきちっと描き込もうとしたはずですが、今回はさらっと適当に描きました。一歩前進です。
俳句は囲炉裏の火が爆ぜる音から連想してスキー場からスタートです。
スキー終え火爆ぜる音や友の声(すきー:三冬)
学生時代にはよくスキー場に出かけました。学校の寮があった妙高高原が一番多かったですが、蔵王や越後湯沢などいろいろなスキー場に行きました。暖炉のあるホテルもあり、パチパチと火の爆ぜる音を聞くと暖炉の前で友人と語りあった時を思い出します。
スキー場乾燥室は花盛り(すきーじょう:三冬)
スキー場の宿舎には乾燥室があって色とりどりのスキーウェアが干してあります。男女が出会う場所としてもスキー場はウキウキする場所でした。友人の一人が偶然スキー場で再会した幼馴染とその後結婚したなんてこともありました。
光る顔囲炉裏囲んで川魚(いろり:三冬)
いつどこだったのかはっきりと覚えていませんが、囲炉裏を囲んで岩魚を焼いて食べさせてくれる旅館がありました。火が結構強く顔が熱くなった記憶があります。
すきま風竹林の音運びけり(すきまかぜ:三冬)
実家の台所がリノベーションされる前は裏口の木戸も建て付けが悪く冬の風が入り込んで来ました。そして空っ風によって揺れる裏の竹林の音も隙間風とにのって囲炉裏のある居間まで入り込んで来ました。