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春風にステーキ匂う堀めぐり

今日はさらっとした絵を描こうとペンで下書きして軽く色を着けるつもりでしたが、ついつい何度か塗ってしまいました。景色は滋賀県の近江八幡のお堀です。暖かくなったのでもうお堀巡りの舟も動いているでしょう。昔からよく使っていた万能薬のような「メンタム」の丸い缶の容器に「近江兄弟社」と言う会社の名前が書いてあった記憶がありました。でも近江八幡を訪れて初めてここがあのメンタムの発祥の地だったことを知りました。創業者の一人ヴォーリズ氏の記念館や病院もあり街全体の発展に尽くしたこともわかりました。ヴォーリズ氏が建築設計をした西洋建築は関西を中心に日本各地にあります。教会や学校が多いようですが邸宅など様々な建物があります。でも元々は明治の終わりごろに25才で英語教師として来日し、同時に布教活動もしていました。その後、米国メンソレータム社の代理店となる近江兄弟社を創業し、一方建築事務所も各地に作ったりと両方とも凄いので本業がなんなのか分からないくらいです。

でも近江八幡はヴォーリズ氏の来日のはるか前から発展していた古い街で織田信長が命じた楽市楽座の行われた町の一つでもあります。古い町並みが随所に残っていてとても素敵な街ですね。

春風にステーキの匂い堀めぐり

ここ近江八幡は近江牛のお店がたくさんあります。堀めぐりをしていてもどこからかステーキのいい匂いが運ばれて来ました。この句を読んで近江八幡を想像する方はなかなかの近江通ですね。いやいや「なんとか牛」や「お堀めぐり」は各地にあるので「あるあるの句」になるかも知れません。

近江八幡

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