イタリア・チンクエテッレ
私にとってイタリアで一番の思い出はこのチンクエテッレの旅でした。この頃から少しずつ日本でも知られるようになり、岬の教会で結婚式をあげるツアーも出来ていました。興味のある方は是非私の旅行記をご覧ください。sh写真も一杯あるので行って見たくなること請け合いです。
チンクエテッレ崖に建つ家涼しけり(季語:すずし:三夏)
5つの土地と言う意味のチンクエテッレは皆、崖と崖の間の谷間にぎっしりと家が建っているそんな村々です。場所によっては土地が限られているので谷間だけでなく岸壁にも張り付くように家が建っています。こんな所ならいつも海風に吹かれて涼しいでしょうが、一緒に肝も冷えそうです。
夏の海碧き谷間や村ひそり(季語:なつのうみ:三夏)
チンクエテッレには昔は船で行くしかなかったようで、全ての村が船着場を中心に広がり少しずつ上がって行きます。家はぎっしり建っていますが村としては隔離されたようにひっそりとしています。斷崖の僅かな土地に石を積んで勾配の急な段々畑を作り葡萄の木を植えているところもありました。
岸辺より手を振る人やシャツ白し(季語:しろしゃつ:三夏)
時がゆっくり進んでいるようで船に向かって手を振ってくれる人ものどかな感じです。心の綺麗な、真っ白なシャツが似合いそうな人たちです。
テーブルに風さやかなり冷ジュース(季語:さやか:三秋)
記事にも書きましたが高台まで上がるとカフェがあり、そこで飲んだジュースの美味しかったこと、最高でした。冷は「ひえ」と読んでください。