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自己流で始めた水彩画

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ユーチューブを見て始めた水彩画。奥が深い世界ですが、それが楽しみでもあります。 時間があったら見て行ってください。
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2022年10月の記事一覧

霧島の鹿覗きたる露天風呂

今日はそろそろ行きたいなと思っている露天風呂です。いつも冷たいお風呂を描いているので今日…

角@京都
2年前
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仏壇を拝みて開けし新酒かな

杉玉は造り酒屋が新酒が出来たことを知らせる為に店の前に飾ったと言うことですが、新酒が出来…

角@京都
2年前
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山装うマリリン・モンロー・ノーリターン

いつの日か来たる逢瀬や寒薔薇鉛筆画の方が人物がよく描けるかと思って再度描いてみました。で…

角@京都
2年前
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教会を見下ろす丘や祈り虫

もうすぐ冬と言うのに今になって何故カマキリを書いたのでしょう? 実は季語を眺めていたらカ…

角@京都
2年前
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親父

いつの世も塞翁が馬秋の雲私の父は11才の時に父親を亡くしています。父は8人兄妹の上から2…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 茂くん

旧友の越し方聞くや秋深しひろしは高校3年になると本格的に受験勉強を始めました。でも他に何…

角@京都
2年前
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砂埃り学舎の小屋の白兎

次第に冬の足音が聞こえて来るようになりました。立秋は8月8日だったのでピンと来ませんでしたが、立冬は11月7日ということで暦の季節と体感が一致しそうです。今日の絵は一足早い冬の季語「兎」ですが、来年の干支でもあるので今から練習開始です。 兎ってなんとなくリスに似ているので、耳が伸びて大型化したリスの仲間かと思っていたら、そうではないんですね。勿論、哺乳類の誕生まで遡れば同じ仲間でしょうが、兎はウサギ科でリスはネズミ科です。そう言えばリスは栗鼠と書きますね。2000万年も前か

筆休み

冷房のリモコンテレビに向けし父 今日はショート・ショートはお休みです。 でも俳句はやります…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 山登り(2)

昨日の続きです。 まだ薄暗い中、ひろしは重いキスリングを背負ってなんとか駅までたどり着き…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 山登り

春暁や揺れるリュックに憂う母 ひろしは生物班に入ったものの、もともと生物には興味がないの…

角@京都
2年前
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アイススケートとアイスクリーム

夕焼けのとうに闇なり吾子帰る なかなかショート・ショートのネタが出て来ません。というわけ…

角@京都
2年前
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ショート・ショート オレンジの香り

薔薇一輪マツコはやはりデラックス ひろしは見たかったフランス映画が新宿歌舞伎町の映画館で…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 夏の思い出

秋の山色を違えし分水嶺 ひろしは高校に入ってしばらくしたある日、自分の教室に戻る途中、廊…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 赤月君

語らいし友との別れ赤き月ひろしが大学生活を始めてしばらく経った頃のことです。高校の同級生だった赤月君から会って話をしたいと連絡が来ました。高校時代、特に親しかったわけでもなく、ただ仲の良かった友達の友達でした。当時としては珍しかった高校浪人を経て入学した彼は一つ歳が上で、無口で皆に溶け込むことを拒否している感じでした。でもすらっとして知性的な顔付きの青年にひろしは何となく興味を持っていました。ただクラスが違ったこともあり敢えて彼と話すこともなかったのですが、赤月君の方から連絡