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曖昧な記憶┃術後9日目〜

こんにちわ、kira です。
手術後の経験、体験したことをこれから同じような体験をされる方、または
身近にそういった方がいる方など、少しでも参考になったらいいな、少しでも不安が解消されたらいいな、どなたかの役に立てたらいいな、と、思い、
毎日少しずつ綴ってはいるのですが、ここにきて、記憶が曖昧になってきました。
それなりに毎日、色々な思いを抱え、考え、過ごしていたはずなんですが・・・

夫とのメールのやり取りを振り返ってみました。
メールの中の私は、元気でした。
子どもの様子を聞いたり、夫が作る夕飯に感想を言ってみたり、もともと家事全般をしない夫でしたので、献立を提案したり。
痛い、とか弱音みたいなのは一切、送っていませんでした。
家のことを一生懸命してくれている夫へ気を使ったのかもしれません。
心配かけないようにしていたのかも、しれません。
いずれにせよ、『がん』という告知を受けてから、そのことについて、
夫とじっくり話したことがないかもしれません。
お互い、くちに出すことが、怖かったのかもしれないです。
だから、今思うと、夫も私に気を遣い、病気のことは話題にしなかったのかもしれない。
元気に一緒に歳を重ねていく未来しか想像してなかったから。
まあ、もしかすると、お互い、そういう性格なので、結局バランスがとれているのかもしれないですね。
(かも、とか、想像の範囲での文章ですみません)

術後9日から11日目くらいまでは、同じような毎日でした。
午前の回診が終わると病棟内を1周歩き、午後には病院内にあるコンビニへ
おやつを買いに毎日出かける。
幸いにも食事制限がなかったので、毎日大好きなアイスを買って、食べていました。
それから、TVを見るようになったのもこのころからです。
スマホも目がチラチラしていたので控えていたし、特にTVをみなくても不便がなかったので、見てなかったのですが、なんとなく時間を持て余している感じがしていたので、TVを見ながら足踏みをしたり腿上げをしたりしていました。自己流のリハビリですね。
そして、スキンケアもしっかりするようになりました。
久しく、スキンケアというところから離れてしまっていたので、視界が
クリアになってから鏡を見てびっくり!(笑
入院しているのですっぴんはすっぴんなんですが、痩せてしまったことや食事量が減っていることも関係しているのか、かさかさでシミが目立つ・・・
持参していた洗顔フォームなどで毎日きちんと顔を洗うことにしました。
(それまでは本当に流す程度でした・・・反省です)

看護師さん『顔、洗ってるんですか?』
びっくりされてしまいました・・・
私『(恥ずかしいので)ええ・・・まあ・・・なんとなく?』
看護師さん『なんとなくって顔を洗う人、初めてみました。笑』
私『(恥ずかしいので)えへへ。えへへっていうのもおかしいですけど笑』
看護師さん『面白いです!笑』
お若い看護師さんに気を遣わせてしまいました・・・

癖になってしまったのか、お腹のあたりをさする、とか、押さえる、という
動作をするようになっていたようです。
夜中も、その動作を無意識にしてしまっていたようで、よく、巡回の看護師さんに
『お腹、痛いですか?』
と、声をかけていただいていました。
消灯前に痛み止めのカロナールを1錠、お守り代わりにもらっておいて、のんだ場合は時間を朝の巡回時に報告する、という自己管理をさせてもらっていました。
ナースコールを押すことをためらっていたのでこの方法はありがたかった
です。

こんなふうに、一日、一日を過ごしておりました。


☆読んでくださりありがとうございます。
やっぱり、その時になにかに記しておけばよかったかな、と
今更ながら思ったりもしています。
おつきあいくださりありがとうございます☆


kira

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