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退院の日

こんにちわ、kira です。
今日は午前中に掃除、午後から掃除もそこそこに(笑
家族でショッピングモールにお出かけしました。
こうして、家族で出かけられること、素直にうれしいなぁ、と思います。
1年前の今頃は、グロッキーな私を夫も子どもたちも、不安な思いで見てるだけしか出来なかったと思うから・・・
手術を頑張って良かった、本当にそう、思います。

退院の日。
夫が迎えに来てくれました。久しぶりにまともに顔を合わせるのですが、
それよりも何よりも、点滴台という支えがなく歩くのが18日ぶりなのと、体力のない感じが不安で、夫の顔をみる、とか、退院の喜び、とか、そういったことに気が回らなかったです。
休日だったために看護師さんたちも手薄で、あまり感謝の意も伝えられないまま退院となりました。
ゆっくり、手すりにつかまりながら歩いて、
『ごめん、先に行って荷物を車に載せて、玄関前まで車を持ってきてくれると助かるんだけど・・・』
と、夫へ声をかけると、彼も気を遣ったのか
『大丈夫、一緒に歩くよ』
・・・いや、そういうことではないんだ・・・、今、病院の中を歩いているだけで私は必死なのです。これを、広い駐車場まで歩くのはすごく大変なのです・・・
正直、これを一から説明する気力は今現在、ないのです。
広い、大学病院の6階から、エレベーターでおり、玄関までひたすら歩く、
それだけで精一杯なのですよ、夫よ・・・
『うん、ありがたいんだけどさ、外の雪道歩く自信ないからさ。
先に行ってもらって車を玄関までお願いしたいんだよね』
・・・頼む、伝わってくれ・・・
『あ〜・・・玄関で待っててくれれば、すぐ取りに行けるから』
・・・つ、伝わらないのか・・・
『ちょっと歩くの遅いから、きっと、私が玄関に着くのと、車を回してもらうのと多分、一緒くらいだよ』
『(少し考えて)うん。わかった。先行くわ』
よ、良かった。気にせず、ゆっくり歩ける・・・
彼の鈍さは変わっていなかった。鈍感力、大事。
優しい人ではあるけれど、こういう時にその優しさを発揮しなくても、とも思う。優しさだとわかっているから、私もきつくは言えない。
案の定、私が玄関についたところで車が入ってきた。

久しぶりの外。
寒いけど空気がキーンとして、大きく深呼吸をした。
車に乗り込むのもひと苦労だったけど、出発して、少し走ったところで
『お疲れ様、おかえり』
と、夫が声をかけてくれた。
『たーだーいいーーーまッ』
大きな声で返事をした。夫が笑って
『うるせーな笑』

道路はところどころ雪が残っていて、時折揺れる。
その度に傷口に響き、大騒ぎをした。
笑いながら、帰宅できたこと、良かったな。
それにしても、でこぼこ道は傷に響いたな、これも体験しないとわからないことだったな、と思いました。


☆読んでくださりありがとうございます。
今日はちょっと違うスタイルで書いてみました☆


kira 

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