大好き柴田Archives⑤『ラッキーカラー』歌詞考察(『100あり』第二集収録)
こんにちは、桐山です。
ZINEで発表した記事のオンライン公開シリーズ「大好き柴田Archives」、今回は柴田聡子さんの『ラッキーカラー』の歌詞考察です。ZINE『100mをありえないような速さで走る50の方法』第二集に収録しています。
※有料記事設定ですが、1週間ほどは全文が無料で読めるようになっています。無料のうちにご自身のPCやスマホにコピペするなどで保存しておいていただけばいつでもゆっくりお読みいただけると思います。有料の金額は一番低く設定していますので投げ銭としてお支払いいただける方はどうぞよろしくお願いいたします。
はじめに:超名曲『ラッキーカラー』の考察をやっと書けました!
ついに、『ラッキーカラー』の考察をFANZINEに掲載することができました。実は、この記事を掲載することがFANZINEを始めた際の大きな目標でした。初めてこの曲を聴いたときから、「とんでもない名曲」と思っており、いつか自身の書く本でその考察内容をとりあげたいと考えていたのです。
この曲を一番最初に聴いたときのことを、自身で日記にも書いています。今でもその内容をみると記憶が鮮明によみがえります
下記にその日記を抜粋します。
(2018年2月26日のきりやまの日記)
今日は、柴田聡子さんの弾き語りの単独ライヴ「神保町ひとりぼっち」に行った。約2時間の長尺でたっぷりと柴田さんの歌を堪能。柴田さんはMCも少なめ、で曲名も言わず、淡々と曲を披露される。
その中でも、“ラッキーカラー”という言葉を繰り返す曲が切ないメロディーで、でも迫力のある歌い方がとても胸に響いた。終わった後も、しばらくぼうぜんとしてしまい拍手することも忘れてしまったほど。まだ全部のCDを集めていないので、既発表曲か新曲かの区別がつかない。『ラッキーカラー』という曲名で検索してもヒットしない。もしかしたら、あれは新曲で、一番最初に披露されたライヴだったのかもしれない。
その後、2019年に5thアルバム「がんばれ!メロディー」が発表されたときに『ラッキーカラー』という曲名を見つけたとき、ようやく新曲だったことがわかりました。アルバムの中でも一番最初の先行配信曲にもなっていました(僕が聴いたライヴが初披露であったかは結局不明です)。
あれから、何百回、何千回聴いたかわかりません。それでも、ずっと飽きずに聴いていられます……。こんな曲、他に例がありません。とんでもない名曲です。“神様の捨てちゃいけない宝物”とはこの曲自身のことではとも思っています。
この曲がFM新潟さんのラジオ番組「RYUTist 東港線もどかしルーム」のエンディングテーマになっています。これを知った時、なんてセンスのいい番組!と思いました。以来、このラジオ番組のファンです。
ついでに本FANZINEの裏話をひとつ明かします。第1集と第2集の表紙の色が「黄色」と「オレンジ」になっているのは『ラッキーカラー』が元ネタです。FANZINEのタイトルも、案の段階では『Yellow and Orange』でした。第2集に『ラッキーカラー』の歌詞考察を掲載し、第1集と第2集の表紙の色でラッキーカラーを完成させる目標を達成できました。
『ラッキーカラー』の歌詞、みなさんはどんな場面や物語を考えて聴かれていますか?
ここでは、僕がZINEを書いた当時に考えた歌詞の解釈を書いています。
「他の人はどんなストーリーをイメージしているんだろう。とても気になります。
それを知るための呼び水としてまず僕の解釈を書こう。そうすれば、"ここは私と違う解釈!"みたいに意見が言いやすくなるかもしれない。」
そう思ったことがZINEを作った理由です。どうぞ、気軽に読んで気軽に感想や反対意見などをいただけたらこんなにうれしいことはありません。
柴田聡子『ラッキーカラー』
〈Spotifyリンク〉
https://open.spotify.com/track/51wVMgIHAGqTZxlgNJN11K?si=RQWkovEXRQqM4x7ThMRSUw
〈歌詞の分類について〉
この歌詞は過去記事(※)でまとめた「歌詞の世界観の分類」でいうと、「2.恋愛の歌」「4.友愛や友情を表現する歌」「9.絵画的なイメージを文字に起こした歌」が該当する曲と思います。
(※)「大好きな柴田聡子さんについて語りたい(1)柴田さんの歌詞の分類についての考察」です。詳しくは下記リンクをご参照ください。
〈登場人物〉
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