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とらつばから学んだこと


朝ドラ「虎に翼」が先週で終わってしまった、、泣
初めてほとんどフルでみた朝ドラだった。
主演の伊藤沙莉がめちゃ良かったのはもちろん、どのキャストも本当によかった。
毎日、母と朝ドラについて話すのも楽しかった。

とらつばは本当にたくさんの社会の問題や、家族で起こりうる問題を朝ドラという長い放送枠を存分に使って丁寧に扱っていて、すべてについてここで書くことは無理そうだ。なのでそのうちの一つだけ私がとらつばから学んだことを書きたい。
それは、どんなにすごい人でも失敗するし、大人げないときもあるし、頑張っていれば誰かしらを傷つけてしまったり犠牲にしてしまうことがあるということだ。

劇中で寅子は、日本の女性法曹の道を切り拓いたすごい人だし、女性への向かい風が今よりもずっと強かった時代に、自分の「はて?」を誤魔化さなかった。
でもそんな寅子の失敗もたくさん描いていたのがこのドラマだった。

観ていた方ならわかると思うが、寅子は優未の子育てや花江さんをはじめとした家族とのコミュニケーション、仕事においても何度も失敗してきた。

でも、ずっと家族や友人法律を学んだ仲間に、航一さんに、途中でいなくなってしまった優三さんに、そして視聴者からも愛され続けた。(少なくとも私にはそう見えた)

寅子だけではなく、劇中のキャラクターはどの人も完璧ではなくどこか不器用だったり、欠点がある。

特に後半で寅子の他に印象的だったのは航一の娘である、のどかの振る舞いだ。
のどかは一緒に暮らすことになった寅子と優未を心情的にうまく受け入れられず、自分が家を出ていくと言い出す。

正直、この時ののどかをみて私は「いい大人なのにこんなふうに振る舞って大人げない」と思っていた。しかしそんなのどかを、航一さんと寅子はそのまま受け止め、関係性を修復しようとする。

この場面を見て私は自分の一般的には子どもっぽいと思われてしまいそうな言動も、許されていいんだと知った。もちろん時と場合によるが、たとえ子どもっぽい言動であってもそれが必要な場面もあるのだ。

女性法曹たちの歴史や、裁判所、戦争について学び考えられるだけではなく、そういった家族や自分のことについて学びがすごくあるのはとらつばのいいところだった。

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