鬼滅の刃、恐るべし。
今週から娘がひと足早く春休みに突入した。(ひと足どころかふた足早いが、フリースクールなので仕方がない。)
今朝、起床して開口一番、
「今日はなんか予定ある?」
詰め寄る娘。詰め寄られているように感じる母。
「うーん。そうだねー…」
曖昧に返しつつ流しつつ、頭を急速フル回転させて何かないか考える。
娘はご機嫌が通常モードの場合、何か一つでも予定があれば満足なのだけれど、今日は本当に何も考えてなかった。
そこで、苦しい時の映画頼み。
「映画観に行く? あ、そうだ今鬼滅やってるよ。」
「観に行く!」
おー!よかった。最近この映画頼みが通用しなくなっていたので、ひとまず安心。
「今さら鬼滅か…。(鬼滅の刃ファンの方ごめんなさい)しかもこれすでにテレビで観てるやつやんな。」とは思ったが、致し方なし…。
娘は気に入った作品を何度も何度も観るが、私は基本的に映画もドラマも一度観たものはほぼ二度と観ない。でも今日は、致し方なし…。
案の定、映画はがっつりこれまでのあらすじ(ダイジェスト版)で始まった。
(うんうん、想定内想定内。)
…だったのだが。
始まって数分後、想定外のことが起こる。
ウズイさんーっ!!レンゴクさんーっ!!(心の叫びが宙を舞う)
そうそう!みんな頑張ったよね!!(誰目線なん)
なんたることや、あっという間に引き込まれてしまった。まるで、自分の写真アルバムを見ながら昔の思い出にどっぷり浸っているかのような感覚。前半の禰󠄀豆子と炭治郎のシーンでは涙が止まらないし、鬼の走馬灯(鬼が死ぬ直前に思い出す、人間だったころの回想)シーンでは、以前同様しっかり心ざわつかせてるし。
すでにテレビで見たシーンてんこ盛りだったのに、映画館で見るとまた趣が違っていたせいか、いとも簡単に鬼滅ブーム再到来。
…鬼滅の刃、恐るべし。
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帰りは穴が開くほど見ていた入場特典。