カードファイト!ヴァンガードG!! 未来への坂道⑤
剣斗が乃木坂学園の編入試験に合格してから数日経過し、ついに初登校の日となった。
剣斗は朝7時に起き、洗顔と歯磨きを済ませ、軽く朝食を摂った。
そして朝食まで摂り終えた剣斗は、まだ時間があるので、前の学校の制服に着替えを済ませ、テレビを付けて、寛ぎながら、見ていた。
剣斗「何かやってるかな?」
適当にテレビのCMを見ていると、気になるCMが流れた。
アム「どうも!ラミーラビリンスの蝶野アムです!!この度、20歳以下限定のヴァンガードの大会、U-20チャンピオンシップのメインサポーターを務めることになりました。」
ルーナ「同じくラミーラビリンスの弓月ルーナです!U-20は3対3で行われるチーム戦です。是非お友達を誘って三人組で挑戦してね!!」
アム&ルーナ「以上!ラミーラビリンスでしたー!!」
そのCMを見ていた剣斗は、思わずファイターとしての血が騒いでいた。
剣斗「U-20チャンピオンシップ…面白そうだな。メンバー集めて出てみるか!!」
この時の剣斗の年齢はまだ16歳で、U-20に出れる条件を満たしている。
これから出てくる未来のプロファイターの卵たちと、ファイトしてみたい·····
そんな気持ちが剣斗の心に湧いてきた。
剣斗「おっと、そろそろ時間か。」
気が付くと、そろそろ出発の時間が近付いていた。
そして剣斗は準備を整えると、家を出て、ポストの中身を何か取り忘れがないか確認した。
すると、中にヴァンガードのデッキらしきカードの束が入っていた。
剣斗「これはヴァンガードのデッキか?」
剣斗がそれを確認すると、やはりヴァンガードのデッキだった。
剣斗「ギアクロニクルのデッキか。でも見た事はないな。」
そのデッキの中身はギアクロニクルのユニットが入っていた。
だが剣斗自身、見た事も聞いた事すらないユニット達がそこにはいた。
剣斗「十二刻神獣?十二支刻獣は知ってるけど、これは知らないな。学校が終わったらカードショップでも行って本物かどうか調べてもらうか。」
剣斗はとりあえず、そのデッキを余っているデッキケースに入れ、玄関の鍵を閉めるとまず最寄り駅へ向かった。
乃木坂学園は、剣斗の家のからは、最寄り駅の一駅先の駅からバスに乗って、乃木坂学園前のバス停で降りなければ行けない。
家からの最寄り駅は目と鼻の先にあるので、このまま行けば十分電車の時間に間に合う。
現在は朝の7時15分。
電車の発車時刻が7時20分
その電車が次の駅、つまり乃木坂学園へのバスが出てる駅に到着するのが、7時25分。
そしてその駅から出るバスがその駅を出発するのが、7時30分。
その駅からバスで10分ほどで乃木坂学園に到着するので、余裕はある。
だが、自分の事に関してはきっちりやるタイプなので、少し早足で行ったので電車の発車時刻前に最寄り駅に到着した。
剣斗「ICカードもこの前チャージしたからOKと。よし、乗るか。」
その後、剣斗はホームに入って来た電車に乗り込んだ。
そしてその電車はものの5分で次の駅に到着した。
駅に到着すると、改札を通り、乃木坂学園行きのバスが出るバス停に向かった。
そのバス停に行くと、何人かのおそらく乃木坂学園の制服を来た生徒がバスを待っていた。
剣斗(乃木坂学園の生徒?)
そんな事を思っていると、バス停に乃木坂学園行きのバスが到着した。
剣斗はすぐそれに乗り込み、剣斗達が乗ったバスは乃木坂学園に向けて発車した。
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