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できる上司の伝え方
「仕事ができる人」の回でお伝えした通り、
指示をされた事の意図が汲めるか?というテーマを書きましたが、それは伝える方にも当てはまります。
「りんご50個剥いてくれる?」じゃなくて、「保育園の子供達に食べさせたいからりんご50個剥いてくれる?」と言えているか?
「教える」というのは、自分が元々知っている知識を伝えるため、知っている程で進めたり、説明が足りなくなりがちです。
それか「とにかくリンゴを剥いたらいいんだからそこまで言う必要ある?」とあえて伝えない方もいるかもしれません。
ですが、目的を知って取り組む方が結果的にミスに繋がりにくい気がします。
例えば私のお店のルームにはお客様用スリッパを2つ用意しております。
ご来店時用、施術後用のスリッパです。
それを全く未経験のセラピストさんに説明するとして、
「ご来店されたらこっちのスリッパ履いてもらって、施術終わったらこのスリッパ履いてもらって、またシャワーから出られたらこのスリッパ履いてもらってね」
と言うだけだと
混乱して「え?今どっちだっけ?」となりそうですよね。
それをちゃんと意図を説明しながら、
「まずご来店されたらこのスリッパ履いてもらいますが、施術後にオイルがついた足で同じスリッパを履いて、シャワーで綺麗にした後にもまたこれ履くの嫌じゃないですか?
なので施術終わってシャワー行く間だけこのゴムのスリッパ履いてもらってください」
など。
「スリッパを変えないといけない」と考えるよりかは、
「お客様にオイルによる不快感を感じさせたくないので」という意識だと、自然と「お客様がシャワーの間にまた最初のスリッパをご用意して揃えてドア前に置いておこう」と動けると思います。
仕事内容には全て意味があります。
「いや、そんなん分かるでしょ」と思っても、
本当に未経験でオイルトリートメントを受けた事がない方だったら「オイルがついたスリッパを履く不快感」なんてパッと思いつきにくいと思います。
仕事において「何回言っても聞いてくれない‥」という方がいたら、もしかしたらこちらがちゃんと意図を説明できていない可能性もあるかもしれません。
「仕事ができる人」は自発的にできる方も多いですが、「仕事ができる人をつくる」のが「できる上司(仕事仲間)」です。