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小さな家は長期優良じゃないなんて!怒
以前から、家は25坪以下の平屋と決めていました。理由はいろいろあります。
➀今住んでいるマンションが50m2(約15坪)
夫婦2人でこの広さは、少し狭いと思う人もいるでしょう。共働きなので二人が揃って家にいる時間が少ないこともあり、不自由に思ったことはありません。むしろ、これ以上広くなったら掃除できるだろうか…と不安になってしまうくらい(笑)。
それでも在宅ワーク用の書斎や、ゲスト宿泊用にもう一部屋(4.5畳~6畳)がほしいと思っていたこと、夫と共有のウォークインクロゼットが狭く感じていたこと、風呂上りに脱衣所で座りたいなどの希望があり、20坪くらいあれば夫婦で快適に暮らせるだろうと考えました。
②平屋は屋根と基礎にお金がかかる
人生後半戦の住まいですから、上下階の移動はないに越したことはありません。1階で寝ていて2階の物音が気になる…なんて面倒な想いもしたくない。目が行き届く広さの平屋であることは、絶対条件でした。一方、屋根と基礎の面積が増える平屋は、同じ広さの2階建てよりも割高になります。暮らしやすく、維持もしやすく、費用にも無理がないこと。これぞ「かわいい平屋」の条件でしょう。
③単純計算150万円×20~25坪=3000万~3750万円
性能にも意匠にも素材にも、いろいろこだわれば費用がかかることは承知しています。取材を通して建築費が高騰し、もはや坪100万円以下では無理という声も聞いていたので、単純に坪150万円で計算しました。中小企業のサラリーマンで、まもなく50歳ですから、組めるローンにも限界があります。
(霧島の家は、私個人の名義で建てます。資金計画はまた別の機会に)
上記のような理由で、25坪以下の平屋を条件に、設計がスタートしました。途中、面積を減らし減額調整もして、現時点でプランは21坪(青線)。
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いい感じのボリューム!なのに
耐震等級3、断熱等級6、劣化対策も維持管理もしっかり考えられた小さな平屋。大きすぎず、シンプルな構造計画で、改修もしやすい。自分が理想とする”スケルトン”が完成しつつあります。
そこで長期優良住宅を申請しようと思ったら…なんと21坪(69㎡)は「良好な居住水準を確保するための規模」ではなかった…。ちなみにテラスを囲って居住空間とすれば、良好な居住水準が確保でき、長期優良住宅になる…。なんのこっちゃ。
長期優良住宅の75㎡以上という条件は、2階建てや4人家族を前提とした面積の考え方。時代に合ったものとは思えません。認定取得にはこだわりませんが、小さいからといって「良好な居住水準ではない」と定義されるのはなんだか腹立たしい。
長期優良なかわいい平屋であることをどう証明したらよいのでしょう?
客観的な建物の評価を受けておきたいと思っていますが、なかなか難しいものです。