この頃巷にはやるもの
この頃巷に流行るもの
わからせ、復讐、異世界転生
いずれも、創造主にわからせたいのだ
私たちのこの無力感を
押し付けられ感を
他人にではない
我々をこのように無力な存在として生まれ落とした何か
或いは、そのように「無力」だと「被害者」だと思わせている何かに
自己憐憫が気持ちいいのは、本当は、こんな我々にした誰かにわかってほしいのだ
この苦しみを
生きる意味を求めざるを得ないほどに、押し付けられた「生」に
神への反抗、創造主への反抗
忘却というシステムへの反抗
それがこの頃巷に流行るアレコレの根本にあるのだろう
わかれよ、神様
救えよ、この存在を
私たちをこうした責任をとりやがれ
そんな怨嗟を、ぶつける先もわからず
目の前の他人や仕事や状況に重ねているだけなのだ
恨むべきはこの仕組みだ
しかし、気づけば変えられるのだ…
プログラム変更と同じく
リセット、初期化すればいい
地球人類を初期化しなくても、LCの海に溶けなくても
フィクションの悪役が求めた切実な初期化への衝動も今ならもっともなことだとわかる
だけど、そんなだいそれたことをしなくたって、
自分の宇宙は自分の中で変えられる
感謝を持って見つめれば
変えようとしなくても変わるのだ
気づいてあげただけで
悪役が、私が、あなたが、理解者を求めたように
その世界と自分を滅ぼしたい、生まれてきた苦しみを、生まれてなんてきたくなかった苦しみを
ただ、見つめてあげれば。
他人にわかってもらわなくても良い
自分こそが、それに気づいてあげられれば。
他人が「わかった」と、万が一わかってくれたところで
あなたの内面、あなたの宇宙は救われない
他人の理解は癒しにはならない。一瞬の慰めにはなるかもしれないが、あなたの宇宙は変わらない。
なぜなら、あなたの宇宙はあなたの中にしかないから。
目の前のその人は、あなたの宇宙の創造主ではないから。
あなたが創造主だから。決定権はあなたにあるから。
決定権を自己に取り戻すこと。
その真理を思い出すこと。
それ以外に人類が救われる術はない。
あなたの永遠の苦しみは、「生が、人生が、なにかによって押し付けられている。変えられない」
そんな無力感、被害者意識に端を発するのだから。
運命に自分を委ねるな。
もし、そんな大きな流れが本当にあるなら、ただよう無力何かではなく、流れと分離した何かではなく、流れである運命そのものになれ。