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オンライン留学|在学生に聞いてみた!その3

日本人学生の語る、コロナ渦での海外留学の現状、オンライン留学の在り方や課題点など、この時代に留学をしているからこそできるリアルな体験談をご紹介!


■本日お話を聞いたのは...

日本人学生1期生 Ekoさん
キリロム工科大学先端技術IT学科の4年生で日本人一期生の一人。1、2年生の時はキリロムの学生寮で過ごし、コロナ禍が始まってからは日本からオンラインで授業やインターンシップに参加している。

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■インタビュー


今回のインタビューテーマは、

『あきらめない海外留学のリアル』
コロナ渦における海外留学の実情とキリロム流最適解とは?

2021年夏に開催されたキリロムグループ主催のビジネスイベント「キリロムグローバルフォーラム」。

150名を超える豪華な登壇者が集まる中、キリロム工科大学からも4名の日本人学生が登壇し、留学の意義、コロナ渦におけるオンライン留学の現状や課題点など、その場にいなければわからないありのままの体験談をお話しました。

本日はその中から、Ekoさんをピックアップ!


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スクリーンショット 2021-10-29 152751


1. ニューノーマルになるオンライン留学とは

——オンラインベースになってよかったことはありますか?

オンラインになったことでわざわざ海外に行かなくても海外に触れられるという点はすごくいいなと思っています。

例えばすでに他の大学に通っている人や社会人の人がオンライン留学を検討するのであれば、もともとの大学に通いながらや、会社で働いたりプロジェクトに参画しながらでも海外の学生と一緒に英語の授業を受けることができると思うので、そういうところがオンライン留学の利点なのかなと思っています。

オンライン授業

自宅でオンライン授業を受けている様子


——その反対に、オンライン授業での課題はなんだと思いますか?

「わざわざ海外に行かなくても海外に触れられる」と言いましたが、それでもやはり留学は現地のカルチャーに触れたいがためにするものだと思っているので、その機会が減ってしまうのは私の中ではあまりよくない点ではないかと感じています。

どれだけ工夫したプログラムであっても、自分のコンフォートゾーンを抜けだして何かに挑戦するのはなかなか現地でしかできないと思っています。

私も初めは言語の壁や文化の違いなどでなかなか輪に入れないこととかもありました。しかしそれも一つの挑戦で、言語がわからなくても理解しようとする姿勢が出せると現地の学生も優しく接してくれますし、英語だけでなくカンボジアの言語であるクメール語も勉強することでもっとお互いの理解も深まりました。

寮生活でもカンボジア人学生3人と日本人一人で住んでいるのですが、一緒に生活をしていく中で文化の違いを感じたり、教えてもらったりとコミュニケーションの機会が増えたので、やはり現地に行くことで得られるものは多いなと感じました。

そのような経験がオンラインでできるのがベストだとは思うのですが、現時点では語学以上の学びや経験を求めるのであれば、現地に行って経験をする方がいいのではないかなと個人的にはすごく思っています。

キリロムの滝

キリロム国立公園内の滝を訪れた際の写真


——就活への影響はどうでしたか?

就活で色々な方とたくさんお話をさせてもらい、やはりどなたとお話をしても一番興味を持ってもらえるのは「なんでカンボジアに行ったのか?」というところでした。

カンボジアに行くまでの私は、自分の考えを持つということがあまりできていなかったのですが、自分からカンボジアという土地に飛び込んだことをきっかけに慣れない地で自分で考え、決断するという機会が増えたため自分を変えることができました。

実際に就活でもそのようなところをアピールし、みてもらえたので、そのような経験がいずれオンラインでもできるようになればすごくいいなと思います。

取材を受けた時

キリロムにて取材を受けた際の様子


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2. キリロムならではの海外留学とは

——キリロムならではだと思うポイントを教えてください。

やはりインターンシップかなと思います。キリロム工科大学ではバーチャルカンパニーという制度があって、過去にその中のひとつの会社で社長を経験させていただいたのですが、社長としての仕事を初めて経験して、自分の視野の狭さに気づくことができました。

社長になると、一か月に一度ぐらいの程度でキリロム工科大学の理事長兼設立者の猪塚さんに今自分の担当する仮想企業でのプロジェクトの進捗報告をプレゼンをする機会があります。

どんなに一生懸命に準備をしてもダメ出しを受け、辛かったこともありましたが、落ち着いて指摘された点を考えてみると起業家や投資家の方々はこういうところを見ているから、私たちはこんなことを期待されているんだと気づかされました。

学生の間に起業家目線、プロジェクトリーダー目線、開発者目線を同時に経験できる機会はほとんどないと思います。

ワークショップでプレゼン

プレゼンテーションを行っている様子

バーチャルカンパニーでの経験だけではなく、キリロム工科大学では実際の企業と提携を組んで一緒にプロジェクトを行う機会もあるので、技術面を担当する私たちとビジネスについて詳しい企業の社長さんとでどのようなコミュニケーションを取れば最高のプロダクトができあがるのか、いい雰囲気でプロジェクトを進められるのかということも学べました。

それも、基本的に私たちの技術チームはカンボジア学生がいたり、アドバイザーのインド人の教員がついていたりと多文化な環境で進めていくので、どのようにカンボジア人のメンバーに声かけをすればモチベーションを高く保てるか、どのように説明すれば細かい要件が伝わるかといった多文化な環境でのプロジェクトの進め方を身をもって学ぶことができるのもキリロムだからこそできることだと思います。

多国籍でのプロジェクト

多国籍メンバーでのミーティング風景


——新興国に留学をする醍醐味は何だと思いますか?

社会問題というものを身をもって感じることかなと思います。

今回のKirirom Global Forumでも教育に関するセッションが数多くあったと思うのですが、その国の考え方・文化は教育や様々な背景によって変わってくると思っています。

新興国で過ごしている中で、教育に関するものや、新興国ならではの問題が背景にある社会問題があることがわかり、このようなことが文化の違いなどを生み出すんだなという当たり前に聞こえるけどなかなか体験できないようなことも学ぶことができました。

たとえばこれは新興国だからではなく、特にカンボジアでは気を付けなければいけないテーマではあるのですが、政府や政治の話は少し話しづらいところがあります。

カンボジアには根深い政治の問題があるので、あまり政治の話をしないほうが良い雰囲気になっており、その辺りは考えながらコミュニケーションを取らなければいけない時もありました。

そのような経験もあまり日本にはないことだったので、各国の政治に関して調べるきっかけにもなり、留学をする際には実際に現地の人が直面している問題に触れることがよりその国のことを理解するきっかけになるのかなと思います。

学校のイベントで

学校のイベントで撮影した友達との一枚


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3. 海外留学を迷っている人へのメッセージ

——最後に、コロナ渦で海外留学を迷っている人へひとことメッセージをお願いします!

よく「迷ったらとりあえずやってみる。」というメッセージを耳にしますが、私たちが普段そう言っているのは、もともと失敗をおそれずに何事も挑戦するという考え方を持っているからだと思うんです。これはカンボジアに実際挑戦したからとかではなく、どのような状況、場所にいても挑戦し楽しめる力があると思っています。

もし私たちが日本の大学に行っていたとしても、自分のやりたいことを見つけて、何かに挑戦していると思います。なので、自分で何かに挑戦できるような人にみなさんなってほしいですし、そのような人に留学に挑戦してほしいと思っています。

挑戦っぽい写真?

カンボジアの伝統舞踊の衣装をまとった一枚

キリロムは日本よりも色々なことに気軽に挑戦ができる環境が整っていますし、キリロムだけでなく海外留学では色々と挑戦をしていかなければいけない機会が多いと思います。

それが海外留学のメリットである反面、自分から挑戦する姿勢がないまま海外留学に行っても無駄になってしまうのではないかと思います。

そう考えると、自分から色々と挑戦できる人にはどんどん挑戦してキリロムへの留学に限らずやりたいことにどんどん挑戦してほしいですし、そうではない人にはできるだけ小さいことでも挑戦する姿勢をもってもらえたら、海外留学に行ってもそこでの経験を最大限に活かすことができるのではないかなと思います。



■インタビュアーからひとこと

いかがでしたでしょうか。小さくても果敢に挑戦する気概が、飛躍的な成長に繋がっていると学生たちを見ていると確信します。
留学においては、この一皮破る経験が目白押しで、自身のバージョンアップを加速させるのだと思います。逆に言うと、挑戦を楽しめない人には、確かに新興国にあるキリロム工科大学への留学はハードルが高いかもしれません。
ですが、ぜひ、自分のコンフォートゾーンから一歩でる勇気を持ち、世界が拡がっていく自身の姿を目の当たりにしてほしいと願っています。



キリロム工科大学が少しでも気になった方は・・・

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