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バンT

 パンTではない。
 バンドTシャツ、略してバンT。夏は大体これを身に着けるほど好きなアイテム。自らの思想や好みが主張できるうえに、ライブハウスなどではコミュニケーションツールの一つにもなり得るイケてるアイテムだ。
 

 高校生の頃からコツコツと買い集め、数えたことはないが今ではものすごい数になっている。特に、アルバイトを始めた大学生の時からその数は加速度的に増えたと思う。ひと夏で全てのバンドTに袖を通すのは不可能な有様。その増えに増えたバンドTをどうにかしようと、最近断捨離を試みているが、これがなかなか手放せられない現実。
 

 昔買ってたのはSサイズが多い。今でこそビッグシルエットが流行っているが、高校生~大学生の頃の僕がよく聴いていたポップパンクやメロコアのバンドマンはピチっとしたTシャツ、黒スキニーという風にタイトにきめている人が多くて、自分もそれにあやかって(?)SサイズのTシャツばかり買っていた。

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 ただ、これが今はほとんど着ない。しかし、断捨離しようと思っても当時の思い出や「このTシャツはレアなのでは」とかいう思いが沸き起こってきてなかなか捨てられないという。

 もう増やさんぞと思いつつもついつい買ってしまうのがバンドT。今年も、もう増やさんぞという強い意志で臨んだものの、ドネーションのTシャツやらを結局いろいろ買ってしまった。しかもロンTならいいだろうという謎の思考に陥り、今年は特にロンTがかなり増えた。これらも数年後は思い出だからとかレアだからとかいう理由で手放せられないのだろう。この負のループは延々と続くのだ。

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