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コロナ禍真っただ中の連休中に触れた音楽、アニメ

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令されて1ヵ月ちょっと。その宣言も今月末まで延長されたわけだけど、僕の住む岡山県では感染者が数日発生していないことから、連休明けの5月7日より自粛要請が緩められた。50人以下のイベントが開催できるようになったり、県有の施設が段階的に営業を再開したりなど、少しずつではあっても日常が戻り始めるのかなと思っていた矢先に昨日新たに一人感染者が確認された。日常を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそう。

 この連休中はちょっと買い物に出たり、息抜きに誰もいない川辺でピザを食べる行為をした以外はほとんど家で過ごした。あと、やっほーのしんたろうに勧められてけん玉を少々。
 ちなみに食べたのはここのピザ。お気に入りの店なので岡山県人は行ってみてほしい。


 自分の趣味はほぼ一人で完結できるため、今のところ深刻な退屈感は味わっていない。これは学生時代に友人があまりいなかったことの証左でもあるが…。ただ、やはりライブは行きたいなと思う。
 前置きが長くなったけど、休み中に観たり聴いたりした音楽やアニメについて書きます。

●音楽

・LOSTAGEの新譜『HARVEST』
 8作目となるアルバム。彼らレベルのバンドが間を通さずに全て自らの手で販売するというやり方をした前作『In Dreams』にも驚かされたけど、今回もマスタリングを経た音源をいきなりBandcampで配信販売したということでまた新たな攻め方をしていると感じた。そして内容も攻めていた。これまでにあったオルタナバンドサウンドが影を潜め、歌にググっと寄せた温かみのあるサウンドに仕上がっている。五味さんはベース弾いてないし。ある意味これもオルタナだろう。中には拍子抜けするファンもいるだろうが、僕はかなり刺さったし、コロナ騒動の中でもがき、心をすり減らしている人たちにとって一筋の光となり得るアルバムだと確信している。

・Weaveの新譜『The Sound Ⅱ』
 横須賀のエモバンド、Weaveの2ndアルバム。僕はこのバンドが好きだ。アルバムもすこぶる良いので今後noteの記事で触れたい。


・学生の時によく聴いていたメロコアバンド
 
CDの整理も兼ねて以前よく聴いていたバンドを聴き直した。中でもGood Riddanceがかっこよすぎた。こんなにかっこいいバンドだったっけというレベル。学生の時はPennywiseとかNOFXなんかの方が好きだったけど今はGood Riddanceに軍配が上がる。1stから順に聴き直したけど作品を追うごとにかっこいい。Only Crimeも最高。


●アニメ

・機動警察パトレイバーの劇場版2作品
 アニメ好きを名乗っておきながらこれまでパトレイバーを観たことがなかった。見ようと思ったのは昨年おたく友達と飲んでいる時にその話になり、話題についていけなかったから。その後初期OVAシリーズを観て、この連休中に劇場版を観た。
 1作品目は作画や作風もOVAを踏襲したもので楽しめたけど、個人的には2作目が面白かった。これはたぶんパトレイバーおたくの人たちも同じなんじゃないだろうか知らんけど。「パトレイバー」と言っておきながらロボットはほとんど出ず、ある意味警察物の人間ドラマで、押井守作品の真骨頂という印象だった。内容が今のコロナの状況と重なる部分もあって、偶然にもこの時期に観れたのは良かった。エモという言葉はむやみやたらに使いたくないけど、最後のシーンは完全に”エモ”だった。

・ARIA
 今年の冬に新作が公開されるということで久しぶりに見直した。アニメ1期の放送が2005年ということに衝撃。15年前ってマジ。
 作品は、水の惑星となった火星「アクア」にある、ヴェネツィアを模した観光都市「ネオ・ヴェネツィア」を舞台に、一人前の水先案内人を目指す女の子の物語。これがかなり癒される。そして人生の肥やしとなり得るストーリーや台詞に富んでいる。精神的に疲れた人はARIAを見るべき。別に精神的に追い込まれていたわけではないが、僕は気づいたら1期計13話を1日で見終えていた。
 1期と2期のエンディング曲がRound Tableというのも個人的にポイント高いです。勿論OPの牧野由依さんの曲も。改めて素晴らしい作品だと感じた。コロナが収まったら僕はヴェネツィアへ行く。



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