No.32「子育てにも通ずる生徒指導」

こんにちは、あーさーです。
前回は、一方的に教師が教えを説いて学ばせることではなく、自ら学べるようになる力をつけたいという想いを投稿しました。よければ、ご一読ください。
No.31「学びではなく学び方の提供」|あーさー先生 (note.com)

 さて、今回は、学校現場で教員として子ども達にかかわる際にもご家庭で自分の子ども達と関わる際にも通ずるものがあるなと感じることについて綴ります。子育ての話が中心になりますが、この関わり方が生徒指導にも生きると思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 私は、2児の父親です。日々、兄弟喧嘩が繰り広げられ、喧嘩している姿を見るだけでも、怒っている声を聞いているだけでも疲弊してしまうことがあります。さらに、イライラした感情が私にも移り、みんなでイライラしている空間になることもあります。ひどい時には、声を荒げてしまうこともありました。不思議なことに、学校で教員として生徒指導をしている中で声を荒げるということはないのに、我が子となると冷静に対応できなくなることがあるのです。

 これらの日常生活を通して気づいたことがあります。
それは、「真逆の感情で対応すると冷静になる。」ということす。
逆に、「同じ感情で対応すると興奮状態になる。」とも言えます。

 例えば、息子が兄弟喧嘩をした怒りが収まらず、その後も迷惑行為をしているとします。それに対して、同じ「怒り」の感情で対応すると、どうなるでしょうか?そうです。余計に怒りが膨れ上がったり、強制的な我慢で怒りを閉じ込めたりします。そんな態度を見て、こちらの怒りも増幅することもあります。

 これを真逆の「楽しい」感情で対応すると、どうでしょうか?例えば、ものをひたすら散らかしている様子に対して、「もの飛ばし選手権(どっちの方が遠くに投げられるか)」や「ちらかし選手権(どっちの方が散らかせられるか)や「片付け選手権(どっちの方が早く片付けられるか)」など、迷惑行為を楽しい行為に捉えてみるのです。やっていることが正しいかと問われると難しいところではありますが、子ども達のイライラ感をすっきりさせるためには価値のある行動だと思います。

 そして、「怒り」の感情がある程度おさまったタイミングで話をする。
〇〇をやってはいけないなどの話ではなく、「ものを投げるほど怒っているあなたのことが心配だった。」「何か力になれることがあれば話してほしい。」と寄り添う言葉がけをしたり、「イライラした時、どうやったら心が落ち着く?」と、自分で考えることに寄り添うことが大切だと感じました。

 これらは、子育てにおいてもそうですし、教員として生徒指導にあたる際にも同じことが言えると思います。

≪まとめ≫
1.指導したい時
「真逆の感情で対応する。」

2.喜びや達成感、悲しみを分かち合う時
「同じ感情で対応する。」

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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