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ワーママ0.5歳のわたしがこの半年を振り返る、3つのはじめて

今年も残すところあと3ヶ月ほど。

思えばこの半年、はじめての育休復帰から駆け抜けてきたな、と思い振り返ってみることとした。

3つのはじめてとは、「職場復帰」「保育園」「3人家族」だ。

はじめての「職場復帰」

今思い出してもお腹が緩くなる気がするけれど、3月に差し掛かる頃から毎日のようにお腹を下していた(いきなり申し訳ありません)。

比喩ではなく本当に毎日。

昔から緊張するとお腹を壊す人間だったが、やはり一年近く離れていた職場に復職するというのは私にとっては一大イベントだったのだ。

時短復帰を予定していたので、それに伴い必要な手続きや諸々条件の変更、給与や有給などについて色んな先達たちのブログなどを読み漁り(本当に感謝)、知識武装して上司に連絡、希望通りの復職を叶えてもらった。

所属部署は20年以上続いている女性多めの部署にも関わらず、産休育休はわたしが初めての事例ということで、産休に入る前から上司の迷走や同僚からの冷たい視線など色々あった。色々とあった。

その思いを引きずったまま復職したので、結局GWまでお腹は下し続けたが、私がいない間にママパートさんが入っていたり、ほかに産休に入る方や子供が産まれたスタッフがいた事もあり、いまはそこそこ受け入れてくれているように感じる。そこそこ。

人間の数だけ価値観があり、許容できる範囲がある。なので、相手に期待せず、相手の反応に反応せず、ただ己の仕事をやり尽くし、家族と自分のためになる選択を粛々とやっていく。これだけを心に走り抜けた気がする。

実際にどう思われているかはわからないが、産休に入る前よりはずっといい関係の中仕事ができているように感じている。お腹の調子も悪くない。

はじめての「保育園」

これが本当に、本当に辛くて悲しくて耐えられなかった。今まで生まれてこの方ほぼひと時も離れず一緒にいたいきものと離れるというのは堪え難い悲しみがあった。

「慣らし保育」なる制度があり、初日は一時間、2日目は二時間など、園にいる時間を少しずつ伸ばして文字通り「慣らす」のだ。

わたしにとってこれは、完全に親側のための制度だった。

娘は預けた瞬間は泣くものの、初日から床で遊んだり、先生に大人しく抱かれたりしていたようで、2日目にはお迎え時にお昼寝コットで爆睡していた(可愛かった)。

一方母はというと、寂しさのあまり号泣しながら車を走らせ、帰宅するも完全に時間を持て余し、食事も掃除もろくにせずただお迎えの時間まで抜け殻のように過ごし、少し速すぎるお迎えにならないよう駐車場で待機、という日々を送った。

新型コロナウイルスの影響もあり慣らし保育が中断されたりもしたのだが、文字通り日に日に娘は保育園や先生に慣れていき、日に日に母は抜け殻となっていった。

しかし、この慣らし保育でどんどん慣れていく娘を目の当たりにしていたおかげで、復職時にはなんの心配もなく預けることができていたので、わたしも自分のことに集中できたのだ。

保育園、保育士さん凄すぎる。いや、ほんと、凄すぎる。感謝。尊敬。有り難すぎる。みんな年末ジャンボ当たって欲しい。

はじめての「3人家族」

「それまでも3人やったやないかーい」とつっこまれてしまいそうだし実際その通りなのだが、慣らし保育にて気が付いた。

わたし、自分と娘を1として見ていた…と。

母子同一視とでもいうのか、まるで自分の一部のように感じてしまっていた部分があるのだなと復職して改めて感じた。

彼女は彼女であり、彼女の人生で、まだ伝わりにくくはあるが彼女の意思がある。そんな当たり前のことの認識がズレていたように改めて感じられた。

これは保育園に預けて初めて気付けたことで、このままだったら危なかったと感じた。

「自分の価値観を押し付けるような親にはならない」と大きなお腹をさすりながらあれほど思っていたのに、毎日当たり前にくっついて過ごしているうちに「家族は夫と私たち」のように、自分と娘を2人で1人のように考えてしまっていたのだ。

保育園に通い始めてはたとその事に気づき、彼女の人生、彼女の意思決定を尊重すると改めて心に誓った。

この時やっと、我が家は3人家族となった。

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突然のハワイの空


物理的にはじめてなものから、自分の思考の偏りでやっと迎えられたはじめてのものまであるが、とにかくこの3つのはじめてをこの半年は頑張ってきたのだと思う。

仕事は休むことが増えたし、まだ勘や知識が戻らない部分が多くスタッフにはご迷惑をかけている。

保育園は娘にとって第二の我が家のようで、先生方やお友達と関わっている娘を見ると、1歳の人間にはこんなにも尊敬すべき点があるのだなと感動する。

時短のうえ夫も帰りが早い方にも関わらず、家事が回らなかったりするので暮らしの方はまだまだ改善点が多いように思うが、日々楽しく幸せに生活できていると思う。

とりあえず年末まで、このまま精一杯駆け抜けていきたいと思う。

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