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もしも、あのときこうしていたら。。。
もしも、あのときこうしていたら。。。
そんな風に思うことってありませんか??
私も、よくあります。
実は、私、学生の頃は結構優秀だったんですよね。
中学生のときは、成績は学校トップを競う位置におり、生徒会長を務めるなど、えらそうにしておりました。
高校も、学区で一番の府立に合格し、併願の私立だって受けたところは全部特進クラスで合格していたのです。
高校に入ったら、部活ばかりやっていましたが、やはり夢は高くて、
「将来弁護士になる!」
って思っていました。
だから、大学の名前はどこでもよくて、とりあえず現役で大学の法学部に入り(関西有名私大です)、入ってから司法試験に向けてまっしぐら。という構想。
ところがどっこい。
そこから、私の思い違いが始まります。
司法試験なんて、そんな簡単に受かるものじゃないんです。
そのころは、まだ司法大学院制度はなくて、一年に一度の試験のみ。
毎日毎日、一日10時間くらいは勉強して(これも、今から考えると、勉強の「カタチ」をとっていただけでした)、旅行や、やりたいことも、我慢して、約7年。初めの2年は勉強して、3年目から受験をはじめ、合計5回受験しました。
それでも、短答試験の合格を経験したのみで、論文なんて、全く合格する気配はありませんでした。
最後のほうは、苦しくて苦しくて。。。
自分はいったい何をやっているんだろう?って思いはじめて
そして、結論、試験から逃げました。
ここまでの経路でも、「こうしとけばよかった。。。」って思うことはたくさんあります。
・どうして自分は頭がいいと勘違いしたんだろう?身の程を知っていれば、司法試験なんて、目指さなかったのに。
・どうして大学をもう少しがんばって国立くらい目指さなかったんだろう
・どうして大学のうちに、旅行とか留学とか、そういうのを経験しておかなかったんだろう
・どうして、司法試験にこだわっていたんだろう。土地家屋調査士、弁理士などもう少し簡単な試験も一応とっとけばよかったのに
・普通に就職活動していれば、そこそこの会社で活躍できていただろうに
・高校の恩師には、アナウンサーが向いてるっていわれてて、もしアナウンサーを目指していれば、今頃テレビで活躍していたかも
と、まぁ思い出したらきりがないんです。
司法試験を逃げちゃったら、そこに残ったものは何もありませんでしたからね。
資格もない、語学能力もない、経験もない、就職したこともない
ほんと、これってなさけないですよね💦
私は、その数年間、一体何をやっていたんだろうって、正直、今でも頻繁に思います。
でも、よく考えてみたら、全部自分で選んできた道なんですよね。
しかも、やっぱり選ぶべくして選んできたのではないか、と。
もし、司法試験に合格していたり、一浪していい国立入って、そこそこの企業に就職したり、アナウンサーをやってたりしたら、きっと、私、まだ考え方が高校生のときのままで、
「私ってすごい」
って思っていたかもしれません。そして、偉そうなことばっかり言って、そこらへんの男の人なんて見下して、
そして、きっと独り身でいたか、
結婚してても離婚しているんじゃないか
って、そんな風に思うのです。
司法試験から逃げ出してきたからこそ、
自分の無力さを思い知ったし、
今の旦那とも出会うことができたし、
彼の前では、偉そうな自分でいなくてよかったし
そして、何よりかわいい子ども達5人と出会うことができた。
昔のままの私では、この子たちに会えなかったし、会えたとしても、今のような子育てはできていなかったに違いありません。きっと子ども達は二の次にしていました。すぐに離婚してシングルマザーになっていました。
ああ、本当に自分で今の道を選んできたんだなぁ。
もしも、あのときこうしていたら。。。
っていうのは、存在しないんですね。あるべき道を歩いている、そんな風に感じます。