舞台「夜は短し歩けよ乙女」 感想
みなさんこんばんは。
本日は久保史緒里さん主演の舞台
「夜は短し歩けよ乙女」
6月26日大阪公演の感想をば。
おそらく久保史緒里さんの話が
多くなりますがそこは好き故。
お許しください。
概要
少しだけ私の持ち合わせの知識で紹介を。
この舞台の原作は
森見登美彦さん
の小説となっています。
京都を舞台に描かれている小説で、
個人的には森見さんワールド全開。
と思います。
独特の語り口調に加えて
個性豊かな登場人物たち。
読んでいて終始ワクワクする作品です。
脚本・演出はヨーロッパ企画の
上田 誠さん。
この方の舞台はいつもいい意味で
おふざけが散りばめれらている印象です。
クスクスどころではない
笑いを届けてくださいます
そして主演が
女方を中心に歌舞伎で活躍されている
中村壱太郎さん
と
私の愛してやまない
久保史緒里さん
でございます。
原作のままの世界観
私がとにかく驚いて
感動したのがここです。
この作品を最初に読んだのは大学生の頃。
すごい世界観だな。と思い
思わず2度読みました。
2度目も変わらずワクワクしました。
この人のここ!いい!
という場面が多すぎるのです。
私は大抵の作品が一度読んだら、
次の本に取り掛かります。
しかし2回読んでしまうほど
魅力に溢れた本でした。
そんな思い出の詰まった本でもあるので
舞台だとどんな風になるのかな?
まぁ別の作品を見るつもりで。
と思っていましたが、
開始早々、各キャラクターの魅力が
恐ろしく溢れ出ていました。
夜の街の木屋町の世界観
大学の雰囲気、
畳みかける最後に向かうテンポ感
全てがそこにありました。
こんなに世界観を崩さずに
舞台化することができるのか。
とただただ感動しました。
そこに大きく貢献したのは
贔屓目なしに見ても
久保史緒里さん
だったのではないでしょうか?
黒髪の乙女
これまでも演技力が高いことは
心得ていたつもりですが
度肝を抜かれました。
舞台に立っていたのは
久保史緒里さんではなく完全に
黒髪の乙女
でした
再現でもなんでもなく
黒髪の乙女でした。
夢みがちなようで
しっかりと現実を見ていて
繊細なようで鈍感で
芯があって
私の想像していた通りの
黒髪の乙女でした。
お酒を飲むときの無邪気さ
勝負を挑む向こうみずな頑固さ
人を思う優しさ
ワクワクすることに我慢できない好奇心
全て身をもって感じました。
歌声も見事で、乙女の持つ
純粋さが歌声でもまっすぐ心に
入ってきました。
3時間、良い意味で
久保史緒里さんを1度も感じませんでした。
本編が終わった瞬間
久保史緒里さんに戻った。
と感じました。
久しぶりに久保史緒里さんを生で
見られる!という気持ちを
持っていきましたが、
久保史緒里さんを生で見られた
と思えたのは本編が終わってからでした。
それくらい、黒髪の乙女でした。
個性豊かなキャラクター
ほんっとうに個性豊かでした。
各キャラが説明なしにも、
きっと衣装がなくても
どの役か感じられるような
個性がぶつかり合っていました。
最後にみなさんが歌う場面では
とんでもない個性たちが
一つに混ざり合う感覚で
鳥肌が立ちました。
最後に
その他きっと感想を思い出すと
なかなかまとまりきらないので
この辺りにしておきます。
とにかく素晴らしかった。
円盤化もされるそうなので
みなさまぜひ手に取っていただければ
と思います。
ありがとうございました。
では、みなさま良い1日を。
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