言葉は常に逆説的である

 どうも、麒麟血です。私は、些細なことでも割と覚えていることがあります。んなもんみんなそうだろと、まあそんなこと言わずに聞いてくださいな。
 中学生の社会科教師は、熱血系な先生だったんですが、その人の一言を未だ覚えているんですよね。
 「(近衛文麿政権の話で)『挙国一致、堅忍持久』と掲げているんは国民が我慢せなあかんっちゅうことを言うてるわけで全く笑いもんやと思うわ」
 なるほど、と思いました。当時全く無かった視点です。
 それで、私は今日でも常々人の言葉を聞いてはこれをたまにあてはめて考えるんですね。
 わざわざ「今日息を吸ってん」っていう人はいないと思います。言うとしたら、奇を衒ってる人とかでしょうね。
 逆に、「今日絵を描いてん」って言うと、普段は絵を描かないのかなと思うわけです。
 人間何か発言する際に、何かしら裏返しの否定をしたい場合があるわけです。
 twitterやその他ネットでより顕著で、「授業中お絵描きをした」とか「6時間勉強した」とか書き込みがあります。しかし、普段から息を吸うように、絵を描いたり、勉強したりする人は果たしてそれが当たり前の行為過ぎて、発言するかっちゅうことです。「おれ/わたしは絵を描くんやぞ!」、「おれ/わたしは勉強したんやぞ!」って言葉の裏側が見えることがあるんですよね。ちょっとひねくれててあれですけど。
 また、目標を立ててある場合も分かりやすく、目標というのはまあまあな確率で、今できていないことをできるようにするぞ!ってもので、逆に今は出来てません!って言ってると同義です。
 これは人狼ゲームとかでも応用できると思います。まあ、人狼ゲームは心理推理よりも理解度と盤面整理などが大事ですが。

以上です。

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