【講座紹介】東進:ハイレベル物理 ~古典物理学の世界へようこそ~
どうもインフルエンザ治りかけのGirafarigです。
今回は紹介してほしいとの声も多かった
ハイレベル物理の紹介をしたいと思います!
これで講座紹介も3作目でなかなか書いてきたなって感じがしてます。
こんな話はさておき、本編へどうぞ!
ハイレベル物理とは?
ハイレベル物理は、旧帝大や国公立医学部など理系で所謂「難関大学」志願者向けの講座で、対象学年は高3・高卒生となっています。
担当講師はサングラスでCMでも圧倒的存在感を放つ苑田尚之先生で、見た目の威圧感の反面、授業はとても面白いものとなっています。
講座としては
ハイレベル物理「力学」・「熱力学・波動」・「電磁気」
ハイレベル物理攻略「原子」(講習講座)
の4つからなっており、全講座合わせると75講座になります。
また、他の授業にはない「第0講」という授業があり(力学のみ)、その授業では古典物理学の世界と微積分の扱い方について話されます。
授業では、主に微積物理と呼ばれる方式での解説を行っていて、あいまいなイメージや公式暗記から離れ、物理学の美しい体系について詳しく理解できます。
授業内容
授業内容は特に高校課程の物理と大差ありませんが、各公式に対して微積物理などを利用した本質理解が求められるので、受験で使える『基礎』の部分を補強・形成できる講座だと思います。
特に苑田先生は『大学で使える知識でなければ意味がない』とよくおっしゃっており、「そのレベル」の授業が75講も受けられるのならば安いものでしょう。(?)
「力学」が90分×25講、
「熱力学・波動」「電磁気」がそれぞれ90分×20講で行われ、
2講1セットごとに一回の確認テストがあります。
「原子・原子核」は90分×10講で確認テストは1講ごとに一回あります。
授業はしっかりとした公式の解説と、テキストの問題の解説の2つのパートで構成されており、授業をまたいで問題の解説がされることが多いので時間をしっかりと取って学習することをお勧めします。
テキストの問題はあまり難しくないので心配はないです。
注意点
この講座には問題の載ったテキストしか与えられません。
テキストだけでいえば河合塾の方がいい気がします。
その講座内で使われる公式、知識等はすべて口頭または板書のみで解説されるので、テキストで後で確認ということはできないです。
また、前述の通りこの授業は基本微積物理を採用しています。
そのため、微積の考え方等がまだ身についていない方はそちらを先にやった方がいいでしょう。
初学者お断りという講座ではない(僕も初学者)ですが、ある程度数学的な知識を知っていないとついていけない場面が多々あるのでしっかりと数学は勉強した方がいいです。
(微積物理を中心的に扱った高校課程用の参考書はとても少ないです。
以下に自分も使っている参考書のリンクを張っておくのでよかったら見てみてください。授業のサポートとして使っています。)
この授業をお勧めする人
・高校物理初学者
・数学が得意な物理選択の人
・学校では勉強したけど模試等で点数が伸びない人
・大学で物理を主に扱う学部を狙っている人
特に4つ目に関しては、授業内でも「大学で使える知識を」と苑田先生はよく仰っており、微積分を用いた公式の理解はかなり大学でも有用なものになると思います。
模試等の成績が伸びない原因が「公式の不理解」などにある場合はこの講座をお勧めしますが、ただ計算ミスなどであれば必要ないことは言うまでもありません。(計算はしっかり練習しましょう)
この授業をお勧めしない人
こんな人はいません。普通に全人類受けてほしいと思っています。
頑張って絞り出すとしたら
・受験で物理を選択しない人
・数学が本当に苦手な人
くらいですかね……….
金額面について
金額としては
「力学」「熱力学・波動」「電磁気」がそれぞれ77000円
講習講座の「原子」は38500円
の計269500円で少々お高いですが、これを受けるだけで受験でかなりのアドバンテージを取れると考えればまあギリお釣りがくるかなぁと思っています。受ける価値だけは十分にあるので金額面に心配がる人は何とかして特待制度が使えるように立ち回るというのも手ですね!
特待制度については以下の記事を読んでもらえれば大半分かると思います。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ハイレベル物理に興味を持っていただけたらとても嬉しいです。
一つだけ皆さんに言うとすれば
物理を選択するなら一回は受けてみてほしい講座なので、いったん体験授業を受けてみてほしいです!
次の内容はあまり考えていないのでぼちぼち書きたいと思います。(何か書いてほしい題材あったら言ってください)
それではまた~!