【まとめ】スペイン巡礼の持ち物、装備(長いです)
2024年8月29日〜9月7日まで10日間、ポルトガルの道を200km歩きました。
持ち物についてはさすがのわたしも事前に調べていたものの、分からないことだらけだ…と感じていたので、わたしが実際に思ったことを書いていきます。
今回持っていったものを書こうと思ったのですが、それよりも参考にしやすいように実際に必要だったもの、不要だったものを紹介しますね。
わたしの荷物についてざっくり
・バックパック
キャビンゼロ(40リットル)
・総量
8kg(パソコン、アクションカメラ含む)
・コスメなど最低限
❌不要だったもの
帽子
ずっと曇りで帽子使わなかった
トレッキングポール(スティック)
1本だけ持っていきました。あるから何度か使ったけどなくてよかった。膝や腰に元々問題がある人、年齢が上の方などは2本あるといいです。
1本なんて中途半端すぎて1番ダメ(笑)
ちなみにわたしはmont-bellを買いました。
もしこれから買う人はこちらオススメです!
1本あたり140gほど、折りたたみできる、軽くて邪魔にならない、最高!
⭕️絶対にあるといいもの
速乾性のバスタオル
小さいサイズだとダメです。絶対に大きいのがいいです。わたしは普通のタオルサイズを持って行ったのですが、これだけは1番後悔しました。
なぜ大きいサイズがいいのかといいますと、寒い時にブランケット代わりにできる。
そして、アルベルゲ(巡礼宿)やホステルのシャワーは剥き出しのところも多いのです。
シャワー浴びて扉開けたらみんなが待ってる、そしてそこで着替えをしなければいけないということが多々ありました。
わたしは恥ずかしさは日本に置いてきたので知らない女性たちに素っ裸を見られても大丈夫でしたが、大きめのバスタオルがあると体に巻ける。正直大きいバスタオル持っている人が羨ましかったです(笑)
何を買うか迷うと思いますが、Amazonの1番安いのでいいと思います!🙆♀️
軽くて乾けばなんでもいいと思います。
折りたたみ傘
ポンチョにするかレインウェア上下か傘持っていくか、雨の時の対策も結構迷いました。
ですが、バックパックカバー・軽い折りたたみ傘・レインウェア上を持っていく判断をした自分をまじで褒めたいです。
傘は意外と持って行っていない人が多かったのですが、本当に快適でした!わたしは100g以下のしょぼめの小さい折りたたみ傘を持っていきました。ポンチョでもいいとは思うし、なんならポンチョ率が1番高いように感じました。
でも、ポンチョって雨降ってる時以外使わないのでせっかく何かを持っていくなら兼用できるものがいいかなと個人的には思います。
たとえば、折りたたみ傘は雨の時とはれのときの日焼け対策になる。レインウェア上は日常の上着として使える。って感じです。
折りたたみハンガー
軽いからと4つ持って行ってましたが正解でした。ハンガーあるのとないのとでは乾き方が全然違う!
半渇きでも次の日にバックパックにつけて乾かせばいいのですが、そんな問題ではないのです。
半乾きだとちょっとだけ重いじゃないですか…?
特にズボンは重みが違いました…笑
1日だけハンガー使わずにズボン手洗いして干したことがありましたが、翌日濡れていて「今日これ持って歩くん…?絶望」って感じでした🙄
エコバッグ
やたらスーパーに行くのでエコバッグは持っておきましょう!
捨ててもいいやつとかダサいやつじゃなくて、自信を持って街歩きできるようなペラペラのトートバッグがおすすめです!
お気に入りのやつとかだとテンション上がります🙆♀️
わたしはトートバッグを機内や長距離バスでも貴重品やエアピローを入れたりするのによく使いました。
サングラス
日差し防止のためもありますが、スッピン隠しのためにもオシャレな感じのサングラスをお勧めします。
歩いている時はスッピンでもなんでもいいのですが(どうせ汗や雨や土や砂埃でボロボロになるので)、宿にチェックインしたあとにすぐシャワー浴びてスーパーへ買い物に行くときに必須でした。
わたしは毎回、スーパーへ行く時はワンピースを着てちょっとでもテンション上がるようにしていたのですが、髪は濡れていて半乾き、サングラスでスッピン隠す、毎日この状態でした。
ワインのオープナー
ワインを飲む方はぜひオープナーだけは持って行ってほしい…
わたしはスーパーでよくワインを買っていたのですが、ほとんどの宿にはオープナーがなく、毎回コルクを押して瓶の中に入れて開けてました。
荷物になるのでどうかなとは思うのですが、ワイン飲みたい方はあったら絶対便利です…
ですが荷物を増やしたくない!でもワイン飲みたい!という人いますよね。そんなときは宿の近くのバーにボトルを持って行って開けてもらうといいと思います🙆♀️
大量のサロンパスと絆創膏
サロンパスは1日2枚の計算であったほうがいいです。わたしは10枚ほど持って行ってて早々になくなりました。
絆創膏は普通のサイズだけではなく、大きめのもの、そしてできればキズパワーパッドがいいです。キズパワーパッド持って行ってなくて後悔しました。もし持っていれば、破れたマメの修復も早かったと思います😭
自炊する人は調味料
調味料は宿によってあったりなかったり。あっても塩と胡椒くらいだったり、何ヶ月前からあるのか謎の瓶が冷蔵庫に入っていたりと、使うのに躊躇するものがたくさんありました。
もしもパスタなど自炊する人は、醤油やダシがあればおおよそなんでも作れると思います。
(ただし宿には調理器具がないこともあるので、泊まる場所によって自炊レベルは変わる)
ワイヤレスイヤホン
歩きながら音楽ぜひ聴いてほしいです。
森の中や絶景を前にした時は耳から外して外の音を聞いたりして、いつもは音楽聴きながら歩いてました。
森の中でぜひ聞いてほしいのが宇多田ヒカルの「何色でもない花」。
幻想的な風景に出会った時に絶対に聴いてほしい。
レインウェア(上だけ)
いきなり雨降ってきたりするのでレインウェアは欲しいところ。
でも、私は行く前にレインウェアのズボンを持って行くか、めっちゃ悩みました…
わたしも土砂降りのなかを歩いたりしましたが、ズボンはなくて正解だったなと思いました。
そもそも土砂降りのときに、ズボンを履くのって大変(笑)
地面も泥だらけで、そこにバックパックを置いてズボンを取り出して、びちゃびちゃのズボンの上から履くなんてハードル高すぎる(笑)
なので雨が降ったらズボンは諦める、これに尽きるかなと思いました。
ちなみにmont-bellのレインウェア(軽めのやつ)を買ったのですが、結果的に毎日着てました。朝や夜は寒かったので長袖をレインウェアで代用したのは正解だったなと思いました🙆♀️
トラベルシーツ
これも行く前に悩みました…
トラベルシーツでいいのか、寝袋が必要なのか…
寝袋を持ち歩くのは正直大変だと思うので、もしも私がもう一度スペイン巡礼に行くなら、やっぱりトラベルシーツだけにすると思います。
秋冬はまた寒さが違うと思うので考えなければなりませんが🥹
ですが正直なところトラベルシーツだけでは寒い日が何度かありました。なので次のアイテムも必要になります。
ウルトラライトダウン
9月以降に巡礼に行くなら必要だと思います。わたしはmont-bellのレインウェアしか長袖がなかったので、寝る時や朝震えてました。
なんならスペイン人も朝と夜はみんなダウン着てます(9月初めなのに笑)
そのくらい寒いです。
ポルトガルの道は内陸か海沿いかで分かれるのですが、海沿いがオススメなんですよ。
景色的にも歩きやすさ的にも本当によかった!
けど、寒かった(笑)
ウルトラライトダウンにトラベルシーツがあれば快適に寝れるのでは…と思います!
リカバリーサンダル
実は私は半分以上をサンダルで歩きました。というのも後ほど紹介する「靴問題」で足の指が痛くなったからです。
宿のシャワーや寝る前などサンダルを履くタイミングはたくさんあるのですが、ペラペラのビーサンではなくリカバリーサンダルを持って行くことをお勧めします。
わたしはウーフォスというサンダルを持って行ったのですが、ほんとうに正解でした。
靴が合わない可能性は絶対に出てくるので(靴擦れ、マメ、浮腫など普段からは想像できない問題がでてくる)、そのときのためにワンチャンこれで歩けるぞと思うサンダルを持って行くと安心感が違うのかなと思いました。
あくまでサブ的な存在ですが…!
ビーサンよりもリカバリーサンダル!
ヘッドライト
これだけはなぜ持っていかなかったんだと1番後悔したかもしれません。
普段の暗闇のパッキングでしたらスマホのライトでも代用出来ますが、暗闇の山の中を歩いた時は本当にヘッドライトが恋しかった…!
朝早くに宿を出ると真っ暗なことがたくさんあります。スマホのライトだと持たないといけないストレスと、光具合が全然足りないのと、スマホの充電が減るのが嫌…とたくさん理由があります。
暗闇の中で歩く時って本当に怖いので、両手が使える状態にしておくのも気持ち的に大切なのかなと思います。ヘッドライトはおすすめです!
👟1番大事な靴&靴下問題
靴についても事前に調べていたものの、結局みなさん言っていることが様々(人それぞれ合う合わないがある)なので、分からないままにメッシュ生地の1cm大きめの彼氏のスニーカーを持っていきました。そして、スニーカーにインソールを1枚足して日本を出ました。
サイズ選びは慎重に
わたしがスニーカーを履いていて思ったのは、サイズ選びめちゃくちゃ大事だなということです。
正直どんな靴でもいいと思いますが、分厚い靴下を履いた状態で足の指が靴に当たらない、がポイントだと思います。
わたしは1cm大きめの靴を持って行ったものの、足裏にマメができた関係で分厚い靴下を履いており、ちょっとサイズ的にきつくてすぐに指が痛くなりました。
サイズ選びは本当に慎重にすることをオススメします!メッシュ素材かゴアテックスか…という靴の種類よりもサイズのほうが何倍も大事だと思いました。
軽いスニーカーかガチな靴か?問題
わたしも出発前迷ったのですが、わざわざこのためにガチな靴を買うのもなあ…と思ってただのメッシュ素材のスニーカーにしました。
ということで私が感じたことをまとめます。
無い物ねだりかもしれませんが、わたしはガチな靴を履いている人が途中から羨ましくなりました(笑)
ただ、靴が合わないなと感じてずっとリカバリーサンダルを履いていたので、雨が降ってきた時は「ふふふ」と得意げでした(すみません
もしまたカミーノに行くなら、と考えたら、わたしはもっとサイズの大きい軽めのスニーカーを選ぶかなと思います。やっぱり重い持ち物を持っていくというのがどうも気が進みません🥹
そしてまた「ガチな靴いいなあ」と言うと思います(笑)
大事な靴下問題
靴下も何を何枚持っていくか悩みました…
結論、わたしは3枚持っていきまして。
何を1番使用していたかというと5本指です。
なぜならリカバリーサンダルで歩いていたから😂
自信を持って言えるのが、どんな形の素材の靴下を選ぶにしても、すべて長いものを持っていけ!と思ってます。靴擦れの可能性を少しでも防げるなら賭けるべきです。
中途半端なやつマジでいらないなと思いました。
靴で歩くなら、ガチなやつ2枚と長めの5本指の3枚とかベストではないでしょうか。
※靴を毎日履くなら分厚い靴下は重宝するはずです。途中からまじで足が痛すぎて地面とのクッションを求め始めるからです
枚数はマックス3枚で十分なように感じました。
ですが、わたしはサンダルがあったので最後裸足だったのもあり靴下が乾かなくても問題なかった。
毎日手洗いして靴下干しても、天気が悪かったり風通しが悪い宿だと全然乾かない時がありました。なので最低でも2枚はあったほうがいいと思います🥹
🎒理想のバックパックについて
靴や靴下と同じくらい大事だと思うのがバックパックについて。
私が持っていたものは、バックパッカー御用達のリュックでしたが個人的にはサイズも形も正解だと思いました。
※キャビンゼロというリュックでして、お気に入りポイントはバックパック自体が1kgと軽いことです
リュックが大きく開くので、暗い空間でのパッキングが楽でした。朝方に暗いなかでパッキングすることもザラだったので🥹
サイズ的にはもう一回り小さくてもいいかもと思いました。30〜40ℓのバックパックを持っている人が多いなという印象でした。
40ℓ以上になるとどう考えても荷物が多すぎると思います。
わたしはパソコンとアクションカメラがあったので8km越えてしまいましたが、本来であれば余計なガジェット類はなしで5〜6kgで抑えられたと思います。
またとても大事なのが、腰ベルトと胸あたりにベルトがあるのはマストです。
腰ベルトがあると感じる重さが変わります。
腰も胸もベルトをキツく締めれば締めるほど軽く感じるので、肩の痛みや疲労が全然違ってきます。
あってよかったバックパックポーチ
私はアクションカメラを持って行ってたので、歩きながらすぐに取り出せるようにバックパックにポーチをつけました。
これまじであってよかったです。
なぜならバックパック1つで快適に歩くことができたから。
クレデンシャル(巡礼手帳)を出すときやパスポートを出すとき、クレジットカードを出すとき、毎回バックパックおろしてガサガサして探すのが嫌だったので、よく使うもの(リップとかも)はこのポーチに入れてました。
そして寝る時はこのポーチごと自分のトラベルシーツに入れ込んで一緒に寝ました。防犯対策です。動線と効率を考えたら正解だったなと思えます🙆♀️
バックパックにポケットが多い人や、無駄な荷物を増やしたくない人はポーチなくてもいいと思います!アクションカメラを持っていく人には自信を持ってオススメできます!
【おまけ】パッキングの仕方と防犯対策
実はわたしはパッキングの仕方が途中から変わりました。普段の旅行と同じようにすると不便だったからです。
これもわたし個人のおすすめ方法なので、自分に合うかもと思う方はぜひ参考にしていただきたいです…!
基本の荷物の詰め方
まず、大前提として絶対に覚えていただきたいのが荷物の詰め方。
バックパックの下に軽いものを使って、上に重いものを。これは絶対に意識してください。
体感が1〜2kg変わります。
これに付随して。
ふだんの旅行だと洋服などを圧縮する人も多いのではないでしょうか。
わたしはカミーノに関しては洋服を圧縮することはお勧めしません。なぜならバックパックの下に軽めの洋服を詰める際にボリュームが欲しいからです。
ボリュームがないと上に置いたはずの重い荷物がどんどん下に下がってきて、重心が下がり重い重い重い重い……
バックパックの底のボリュームは大事だなと思いました。
パッキングは小分けするな
これも普段ならパッキングキューブ3つは使うわたし。だって小分けしたほうが便利ですし見栄えもいい(自己満足)
ですが、カミーノではある程度雑にパッキングできるように工夫したほうが楽でした。
先ほどお伝えしたように、朝まだ暗い時間帯に電気をつけないままパッキングしたり、夜も同じく暗い中で探し物をしたりと、とにかく暗い時間帯が多いものです。
そんななか細かくパッキングをしていると、そのポーチやパッキングキューブを取り出すのに手間がかかってしまい不便でした。
なのでわたしは途中から、
①カミーノ中に使う洋服と靴下、折りたたみハンガー、速乾タオル
②カミーノでは使わない洋服や小物
を主に2つに分けてました。
わたしの防犯対策
カミーノ中は治安の悪さを感じたことはありませんでした。みんな毎日歩いてるし人の荷物をどうこうしようと思ってるような人はいないのでは…とすら思いました。
そのくらい周りは貴重品もベッドの上に置いたままだったりと、こちらが逆に心配になるくらい(笑)
ですが何かあったら嫌な思いをするので、わたしは以下の防犯対策をしてました
①バックパックに鍵をつける(貴重品の半分を入れてる状態)
②バックパックにつけるポーチに残りの貴重品をいれて、トラベルシーツ内に隠して寝る
最低限の防犯対策ですが、やるのとやらないのとでは寝る時の安心感が違うので毎日鍵かけてました。
ですが、毎日のカフェ代などを支払うときに毎回バックパックやお財布からお金やクレジットカードを出すのが面倒になりまして…
途中から、毎日着るレインウェアのジッパー付きのポケットに主にクレジットカードと小銭を入れてすぐ出せるようにしていました。
なかにはちゃんと腰につけるタイプの貴重品入れポーチに入れている巡礼者も見たのですが、支払いの時に逆に目立っていたり、手間がかかっている印象。
ポケットにクレカは防犯対策としてはクソですが、わたしは便利だったしある意味常に自分の身につけていたので安心感はありました。
長くなりましたがいかがでしたでしょうか??
一応、出発前にわたしが知りたかったことを書いたつもりですが、カミーノの時期や期間や一緒に行く人や目的などで荷物は変わるもの。
ぜひ参考にしつつ、自分なりのベストな持ち物で楽しんでいただけたら嬉しいです🙌