吐くのが怖いんです~そのに~
私がこの世で恐れるもの、第3位は『嘔吐』である。
私のような人種にとって脅威となる対象がいくつかある。
ノロウィルス、歯医者、つわりといったものだ。
まず、最も脅威となるのがノロウィルス。
幸いなことに感染したこともなければ、
感染している環境に遭遇したこともない。
これだけは、最も脅威、最恐である。
絶対に経験したくない。
仕事柄、感染リスクが高い環境にいたため、
なんとか感染しない方法はないか
必死で調べたことがある。
そこで神の救いともいえる、ある記事を見つけた。
とある大学の研究で『マイタケ』が
ノロウイルスの予防に期待がもてるという内容だった。
わらにもすがる思いだった。
さっそく実践させていただきたい。
そうは言っても、毎日マイタケを食べるのは大変だ。
もっと手軽に摂取できる方法はないかと
他にも探してみる。
たどり着いたのが、粉末タイプのマイタケの商品だった。
私は粉末タイプのマイタケを水にとかして、
毎日摂取していた。
これで最強の体を手に入れたも同然だ。
ノロウイルスに感染することは絶対にあるまい。
そう信じている。
次に脅威となるのが歯医者だ。
これはもっとも身近で恐怖な場所である。
『歯型取り』となったら覚悟を決めなければならない。
大きな金具を口の中に入れられると
嘔吐反射が出てしまうのである。
金具を入れられた瞬間、
「おえ、おえ」
となってしまうのだ。
これに関しては、あらかじめ先生に伝達しておく
必要がある。
「私、嘔吐反射が出やすいんです・・・」
というように。
そうすると、椅子の角度をあげてくれて、
「ゆっくり深呼吸しましょうね~」
と優しく声をかけてくれる。
私は泣きながら、歯型取りが1秒でも早く終わることを
祈る。
医学の進歩に伴い、
近い将来『歯型取り』の存在もなくなるだろう。
その時が来るまで、歯医者には行かないことにしよう。
次に脅威となるのがつわりだ。
妊娠経験はないが、つわりはさけて通れないだろう。
つわりを経験せずに、
赤ちゃんがすくすく育ってくれる時代にならないかなぁ。
本当にそんな時代がくるならありがたい。
つわりがあるから妊娠に抵抗があるのだ。
私のような人種がいる限り、
少子化はより加速するに違いない。
これは深刻な問題だ。
いやその前に、
愛するパートナーが何十年もいない方が深刻だ。
今日のリハビリはこの辺にしておこう。
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