奇数で遊べない
中学2年の時、仲がいい友達とは3人グループだった。
なにかあれば3人で行動し、休み時間も3人でおしゃべりをしていた。
くだらないことでケラケラ笑っていたものだ。
そんな仲良し3人組でも厄介な問題に直面する。
2人組にならなければならないとき。
授業や学校の行事でペアを組まなければならなない場面があると、1人残される。
こういった状況が苦手だ。
修学旅行でも勿論3人で行動するのだが、ジェットコースターなど2人単位でセットになる場面ではどうしても1人余ってしまう。
このときの空気感といったら息が詰まりそうで早く帰りたくなるほどだ。
2人組にならなければならない状況以外にも、3人でいると2人だけが話が盛り上がっていて、1人話についていけなくて取り残されてしまうパターンもある。
4人だと2人で話が盛り上がっていても、もう1人相手がいるので、まだ孤独感はまぎれるかもしれないが、2対1で取り残された側は早くこの場を去りたいほど憂鬱になる。
5人で遊んでいるときはもっと最悪だ。
2:2:1で2人組が2つある中、1人残されるともっと孤独感を感じてしまう。
大人になった今、そんな感覚はほとんどないが、奇数の人数で遊ぶとなるとなんとなく気持ちが悪い。
自分以外のみんなが楽しそうにしていて、自分だけがはみ出しもの、のような感覚を思い出させることもある。
自分しかいない1人、という奇数は好きなのだが。
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