マイケル・レイトマンとカバラ
マイケル・レイトマン（PhD)の人物像
レイトマン博士は、ロシア科学アカデミーモスクワ哲学研究所で哲学とカバラの博士号を、サンクトペテルブルグ国立工科大学生物医学サイバネティクス学部で医学サイバネティクスの修士号を取得した。
科学者、研究者としてだけでなく、レイトマン博士は過去30年間、カバラに広く携わってきた。
カバラに関する30冊の本を出版し、カバラと科学に関する多数の出版物を発表している。
レイトマン博士は、権威ある『ゾハール』のスラム（はしご）注解の著者であるラビ・イェフダ・アシュラグの息子、ラビ・バルク・アシュラグの弟子であり、個人的なアシスタントであった。
レイトマン博士は、カバラの叡智を世界に広めるという師匠の使命の足跡を辿っている。
レイトマンの科学的手法は、あらゆる信仰、宗教、文化の人々に、個人が自分のペースで経験する内面のプロセスに焦点を当てた、
自己発見と精神的高揚の感動的な道に乗り出すために必要な正確なツールを提供します。
1991年、師匠の死後、Bnei Baruch Kabbalah Education & Research Instituteを設立しました。
Bnei Baruchは、あらゆる年齢やライフスタイルの人々が、カバラを学ぶという実りあるプロセスに参加することを歓迎する非営利団体である。
その多様な活動には、一切費用がかかりません。
Bnei Baruchは、世界中のさまざまなチャンネルのために、カバラレッスンとプログラムの毎日のライブテレビ放送を制作しています。
また、ヘブライ語から英語、ロシア語、スペイン語への同時通訳付きで、インターネット上で毎日のカバラレッスンのビデオとオーディオをライブ放送しています。
カバラに関する最大かつ最も広範なコンテンツサイトを構築し、50万人以上のユニークビジター、月間250万以上のページビューをホストし、28,000人が購読する5カ国語のニュースレターを発行しています。
このサイトでは、22の言語で書かれた本物のカバラのテキストや、包括的なウェブベースのメディアとテキストのアーカイブが利用でき、これらはすべて無償で提供されています。
レイトマン博士の幅広い教育・科学活動により、ロシア連邦の最高学際学術認証委員会から、存在論と知識論の教授の称号を授与された。
また、現代科学とカバラに関するユニークな研究を著名な科学者と共同で行い、2005年にはロシア科学アカデミー人間科学大学ロモノソフ・モスクワ国立大学のヴァディム・ロージン教授と共同でこのテーマに関する本を執筆しています。
また、精神科医でプリンストン大学やニース大学の理論物理学者であるジェフリー・サティノバー博士など、一流の科学者たちと様々なプロジェクトを進めています。
今日、レイトマン博士の30年にわたるカバラ科学の研究は、古典的な科学パラダイムを遵守する著名な科学者やハードサイエンスの研究者の間で認められています。
レイトマン博士は、その科学的・教育的プログラムの枠組みの中で、世界中の科学者とともに国際会議に参加している。
また、アシュラグ研究所（ARI）の創設者であり、代表を務めています。
この研究所は、私たちの世界の科学とカバラの科学との相互関係を研究するために設立されました。
2005年3月、レイトマン博士はカリフォルニア州サンフランシスコで、大ヒットドラマ「What the Bleep Do we know？」の出演者であるアメリカの一流科学者たちと公開ミーティングを行い、成功を収めました。
以下は、科学者たちの感想である：
フレッド・アラン・ウルフ博士は、『タイムトラベルのヨガ』『物質から感情へ：科学と精神の新しい錬金術』『物質から心へ』など、11冊の本を執筆している：
"あなたは本当に巨匠です。あなたの足元に座って、長い間勉強したいくらいです。"
ジェフェリー・サティノーヴァー（M.D., M.S. ）-『The Quantum Brain』『Cracking the Bible Code』など量子物理学と精神医学に関する7冊の本の著者、フランス、ニース大学物理学部：
"カバラの隠蔽体質から本物の形で出現したことは歴史的に重要であり、本当に驚くべきことである。
私は、ラヴ・マイケル・レイトマンと個人的に知り合うという大きな特権と名誉を得たので、彼のカバラに関する最新作であるこの本を支持することを嬉しく思う。
レイトマン博士は、この古代の学問に、温かい心、深い学びと経験、そして現代の経験主義の原則を完全に把握している。
時代を超えた偉大な精神は、本物のカバラの中に（表面的な多くの変種とは対照的に、私は急いで注意したい）非宗教的、人道的、霊的な指導の泉を見いだしたのです。
レイトマン博士の最新刊『Awakening to Kabbalah』（Jewish Lights Publications, 2005）には、カバラの世界の著名人からの推薦文が掲載されています：
ダニエル・マット教授は、カバラの世界的な研究者の一人です。
1979年から2000年まで、カリフォルニア州バークレーにある大学院神学連合のユダヤ教精神論教授を務める。
また、スタンフォード大学、エルサレムのヘブライ大学でも教鞭をとる。
これまでに、以下の6冊の本を出版している：ゾハール：ゾハール：啓蒙の書」「エッセンシャル・カバラ」「神とビッグバン」など6冊の本を出版。現在、『Sefer ha-Zohar』の初の注釈付き英訳版（スタンフォード出版）に取り組んでいる：
"ラヴ・マイケル・レイトマンは、ユニークで魅力的な人物です。才能ある科学者で、科学とカバラの有意義な統合を実現しました。"
『神は動詞である』『恍惚のカバラ』の著者であるラビ、デイヴィッド・A・クーパー：
"何百年もの間、真剣に学んできた本物の伝統的なユダヤの神秘的な教えを求める人たちのための優れたリソースです。
これまで密教的なカバラの啓示を探求する人にとって主要な資料であった、よく知られた『ゾハール』のスラム注釈書に基づいており、充実したユダヤ神秘主義図書館に不可欠なテキストである。"
The Beliefnet Guide to Kabbalahの著者であるArthur Goldwag氏：
"ここには、赤い糸のような懐柔策も、世俗的な成功の安易な約束もない。
その代わりに、ラヴ・レイトマンは、カバラという挑戦的で、しばしば痛みを伴う作業を通して、自分自身と世界を変えるよう私たちを誘う。
魅力的で、学びがあり、時には驚かされる...あらゆるスピリチュアルな探求者を挑発し、鼓舞する。"
タマル・フランキエル博士、『The Gift of Kabbalah』の著者：天国の秘密を発見し、地上の生活を一新する：
"正しく理解されたカバラが、私たちの欲望を変容させ、すべての創造物に利益をもたらすことができる霊的知恵の科学であることを説明する。"
レイトマン博士は、ブダペストクラブと共同でアーヴィン・ラズロ教授が主宰するシンクタンク組織「世界知恵会議」のメンバーです。
ラズロ教授は、システム哲学や進化の一般理論の分野で最初の代表者の一人であり、18もの言語に翻訳された70冊近くの本を出版しました。
哲学、システム哲学、未来科学の教授として、パリのソルボンヌ大学、ヒューストン大学、ポートランド州立大学、インディアナ大学、ノースウェスタン大学、ニューヨーク州立大学など、欧米の著名な大学で教育・研究に携わりました。
以下は、レイトマン博士の著書『カバラと科学と人生の意味』に寄せた言葉の一部である：
"この地球上の未来にとって重大な選択を迫られている今、カバラの古代の知恵は、再び関連性と有用性を持っています。
古典的な聖典に含まれる知恵は、私たちが直面する問題や私たちに開かれたチャンスに役立てる必要があり、そのメッセージはイスラエルと全世界のすべての人々に利用可能にする必要があります。
マイケル・レイトマン師は、この重要な課題に取り組み、この歴史的使命を果たすために、他の誰よりもふさわしい人物です。"
注：「ラヴ」という称号は、レイトマン博士の教えと、世界中にカバラの叡智を広めることへの献身に敬意を表して、弟子たちが与えたものです。Rav Laitmanは、ラビ学校でラビとして叙任されたわけではなく、正統派のラビとして奉仕しているわけではありません。
カバリストに聞く(イスラエルのTV番組から)
→抜粋しました
カバリストに聞く（2008年9月25日付）
質問：前回の番組でお答えいただいたインターネットの役割についての質問の続きですが、私たちの自然に対する感覚はどうでしょうか。
花の香りを嗅ぐ、ビーチに行く、他人を感じる、自分の目を見るというのはどうでしょう？
インターネットを通じてつながると、それはどうなるのでしょうか？
マイケル・レイトマン：自然に近づくということは、実は人間のレベルから一歩下がるということなんです。
私自身、自然がとても好きで、時々リラックスするためにそこに行きます。
それは心地よく、良いことだと思いますし、理解できます。
しかし、まさにそれによって、私たちの中にある「静」「動」「生」という身体的なレベルと実は似ているのです。
これらのレベルは、このような接触、視覚、触覚、感覚、匂いや自然をこのように感じることを要求します。
しかし、私たちの中の人間のレベルは、私たちの中、私の獣の体の中に見出される、より内的なレベルです。
そして、物事の内面性、人生の意味、人生の本質、目的を理解することを要求します。
そしてそれに従って、他の人々とのつながりを説明する。
何のために、なぜこのような行動をとるのか？
したがって、まさにインターネットやさまざまなバーチャルなコミュニケーションによって、私たちは互いの外見的、肉体的、獣的な姿を見ず、おそらくこの言語やあの言語による自動翻訳の違いさえも飛ばしてしまうことができるのです。
私たちのテクノロジーはこれに向かって発展しており、コンピューターに命令を出せば、私たちのことを理解してくれます。
ですから、私たちの未来は、世界中がバーチャルな方法でつながり、さらにバーチャルな方法からスピリチュアルな方法へとつながっていかなければならないのです。
そして、多くの人々がこのことに魅力を感じているようです。
私たちが好むと好まざるとにかかわらず、私たちはそのような状況に置かれるでしょう。
司会者:シモン師は弟子たちと一緒に洞窟に入って『ゾハールの書』を書いたことがありますが、それはとても自然なことで、多くの人に理解されました。
M.レイトマン：なぜですか？カバリストが一人でどこかの場所に行くと...
司会者：ただ隠遁するだけでなく、自然な場所、状況、人とのつながり、すべてがとても自然なのです。
そして、2千年後に何かの本を書くことになるのですが...。
M.レイトマン：...私たちは、仮想の洞窟の中でその本を書きます。
洞窟とは、私たち、おそらく数百万人が、自分たちの仮想世界にいて、世界から隔離された仮想の泡に包まれていると感じることです。
世界は私たちとはまったく異なる考えや欲望を持っているからです。
そして私たちはそこに、ラビ・シモンが弟子たちと一緒にいるように、たった10人だった私たちが、1000万人になれるのです。
数は問題ではありません。
もし、あなた方全員が一つの意見、一つの心、一つの考えを持っているならば、あなた方は一つなのです。
そして、インターネットは、人類が期待し、求めている「ひとつになること」、私たちが受けなければならない「修正」、「ひとつになること」、「すべての人がひとつになること」に対する答えをここに与えてくれていると私は考えています。
そうでなければ、どうすればつながることができるのでしょうか？
モデレーター:なぜ、人と人とのつながりの感覚は、物理的なものよりもインターネットを通じてずっとよく流れるのでしょうか？
M.レイトマン：そうすれば、人は相手の外見に影響されるのではなく、相手の心、欲望、思考、傾倒に影響されるようになるからです。
相手を見ないということは、それほど重要ではないのです。
自分は相手を見ているし、相手も自分を見ているように見えるが、実はそれによって何のつながりも見いだせない。
それどころか、私たちの生身のレベルである「私たちの身体」にある、その外的な、獣のような形が、私たちを難しくしているだけなのです。
私は美しく見えるものを見て、それが真実だと思う。
醜い人を見て、私は拒絶する。そして、もしかしたら、その人は自分を表現する術を知らない年寄りかもしれませんが、何か特別な力を持った本物の人なのです。
もし、私たちの時代の家長アブラハムやモーセ、ラビ・シモンを見たとしても、感動することはないと思うんです。
彼らがどのような姿をしていたか知っていますか？
どこかのハリウッドスターのそれではないですか？彼
らが履いていたサンダルや布を思い浮かべてみてください......彼らの歯を思い浮かべてみてください。
実は面白いことに、彼らは歯を見せないように口を閉じていた、という寓話があるんだ。
私たちは、この外的な形態が人間の内的な精神性に反していることを理解していません。
したがって、インターネットはまさに私たちの内なる人間とよりよくつながることを可能にします。
ですから、私たちの世代が、さまざまな方法で、あらゆる種類の社会や環境を組織化しようとしているのを見るのは、とてもうれしいことです。
その目的は当面関係ありませんが、人々は、できるだけ広く、大勢の人々の間につながりを求めているのです。
そして徐々に、すべてのナンセンスがフィルターにかかるようになります。
そして、本当に一緒にいることを求めている人々は、インターネットをたくさん利用できることを理解しています。
特に、すでに人生の目的を達成することを目指している私たちは、腐敗は人と人とのつながりの中にしかなく、そのつながりを正せば、私たちの間の精神的なレベルまで行くことを理解しています。
司会者：では、質問をした視聴者は、他人の目を見ることはないのですね。
M.レイトマン：このように人を感じるのではなく、創造の目的に対する別の人の欲求を感じるのです。
それ以上のことは知りたくありません。
その人がジュリアという名前かどうか、20歳かどうか、容姿がいいかどうか、子供がいるかいないか、そんなことまで気にする必要はないでしょう。
私が気にするのは、人間の本質です。
彼らの心のツボとつながる必要があるのですが、インターネットがそれに答えてくれると思います。
質問：ユダヤの新年であるロッシュ・ハシャナのカバラ的な意味は何でしょうか？
M.レイトマン：ロッシュ・ハシャナは人間の発展の始まりです。
世界はロッシュ・ハシャナの5日前、エルルの25日に創造されました。
つまり、ロシュ・ハシャナは人間の創造であり、ロシュ・ハシャナは精神的な発展の始まりであり、そこから私たちは発展し始めるのです。
そして、私たちは何を祝うのでしょうか？
私たちが肉体の枠組みから抜け出し、霊的な度合いで上昇し始める状態を祝うのです。
ロシュ・ハシャナは、実は人間の人生における本質的な霊的変化の始まりなのです。それが内的な意味なのです。
獣のような肉体の生活から、何かで時間を満たすだけの生活から、上昇を始めようと決意したときです。
彼は、この人生を目標を持って生き、どのように前進するかを見たいと考えています。
この世界にいる間に、スピリチュアリティを獲得し、創造主を獲得したいのです。
この2つの世界、つまり上層の永遠のものと、現在の下層のものが、つながっていくのです。
つまり、この世での一歩一歩の積み重ねが、上層世界での前進につながることを彼は知っているのです。
現世と来世を行き来しても、何の違和感もない。
この2つの世界は1つの世界としてつながっている。
生と死を感じず、永遠の世界に入ることができる。
これこそ、私たちがすべきことなのです。
そう決めたとき、これをロッシュ・ハシャナを通過すると言う。
カバリストに聞く（2008年9月18日開催）
質問:ヘブライ語のエルルという月は、赦しの月、精査の月であり、創造主から来る光が他の時よりも強力であることを、カバラがどのように言及しているのか。
M.レイトマン：まず、カバラでは、私たちの世界の時代の影響下にありません。カバラではスピリチュアリティについて語り、スピリチュアリティには時間がないのです。
トーラーには遅かれ早かれということはなく、時間はありません。
精神性は時間に従って進むものではありません。
私たちが話しているエルルの月の時間は、同じ状態がアヴの月の時間でもシェブアウトの月の時間でも起こりうるのです。
ですから、私たちは必ずしもこれに関係してはいけないのですが、「赦し」という言葉には意味があるのです。
その意味とは、人が自分の欲望を開き、明らかにすることです。
今、明日でも2ヶ月後でも、いつでもいいのですが、自分の中の欲望を開き、それがいかに悪であるかを知ることです。
そして、「私は罪を犯しました」と言うのです。
自分の中の悪を発見し、それを「私は罪を犯しました、私は罪を犯しました」と言うことで表現するのです。
そして、それらを発見することで、彼は、上の光、授与、他者への愛、創造主への愛に対して、自分がいかに反対であるかを知り、それによって自分を正し始めるのです。
まず、ヨム・ハ・キプリム（贖罪の日）に至り、その時、邪悪な器をすべて発見し、使いたくないと思う。
そして後に修正に到達するが、それはスコットの日である。
司会者：以前おっしゃったことで質問があるのですが、ある人が「私は罪を犯しました、罪を犯しました、などと言ったとき。
そこにある言葉は、ヘブライ語のアルファベットに従って順番に並んでいます。」
この詩からわかることは、かなり深刻な点が多いんです。
M.レイトマン：私たち一人ひとりの中には、その深さの中でそれを発見していく過程があります。
司会者：でも、こんな悪いことしてませんよ！
M.レイトマン：しかし、インフィニティの世界からこの世界に降りてきたあなたの魂は、この詩が語っているようなレベルを通して劣化し、誰にとっても100パーセントです。
"私は盗んだり殺したりしたことはない "というようなことはありません。
「少しはあるかもしれないが、人を殺すことは絶対にない。
不倫は、自分が何をしているのかわからない。
スピリチュアリティでは、私たちはすべての罪を調べ、私たち一人ひとりが、存在するすべての罪を発見しなければならないのです。
トーラは誇張や欠点について語らない。
そして、それを発見したとき、赦しというその状態で、赦しとは、私が、実際に、それを発見するということです。
そしてその後、ロッシュ・ハ・シャナ、新年の始まりがあり、私がそれを修正し始めると決めるのです。
ロッシュ・ハ・シャナの後にも、「悔い改めの10日間」と呼ばれる期間があり、この期間に、私はこれらの欲望をすべて悔い改め、それらを修正し、改革することを決意します。
私の中で最初に行われる修正は、自己の利益のために受け取ったこれらの欲望を使用したくないということを発見することです。
そして贖罪の日、私は10日間の懺悔の後、これらの欲望をそのように使いたくないと決心します。
私は実際に、欲望を修正することによって無限の世界に戻り、その状態に戻りたいのです。
贖罪の日にそう決めたら、私は何もすることがありません。
飲むこともなく、食べることもなく、つまり、これらの欲望を使うこともない。
そして、ヨム・キプリム（贖罪の日）を過ぎると、シャッハ（スクリーン）、マサキム（スクリーン）と呼ばれるもので、スコットの語源である光を引き寄せて欲望を正すようになる。
そして、最終的にプリム祭に至り、すべての欲望を修正し、授けることができる状態になるのです。
司会:あなたの言葉から、カバラの叡智は、単に違う働きをする新しい科学のように描かれ、研究の状況でもあるが、違う形になっている。
M.レイトマン：そう、これがカバラの叡智と呼ばれる所以で、科学なんです。
バール・ハスラムは、現代科学と比較したカバラについて、カバラの知恵の本質について、科学として書いているんです。
私たちは何を学ぶのでしょうか
？私たちは創造主を学びます。
創造主は自然です。
私たちは自然を学びますが、ただ、私が動物を通して知覚できる肉体的な最小限の自然ではなく、霊的と呼ばれる私の外側にある自然を学びます。
スピリチュアルとは、私がこれらの現象を、授与の属性によって知覚すること、自分の制限から抜け出すこと、自分自身から抜け出すこと、これがカバラが私に許したことなのです。
私はすべてを吸収し、すべてをエゴイスティックに受け取る状態から抜け出して、授与の器を手に入れるのです。
私は自分自身から抜け出し、そして世界を、私が知覚する方法ではなく、私の外側にどのように存在しているかを感じるのです。
そして、力とか粒子とか、何でもいいのですが、そのありのままの姿を見るのです。
それが、カバラが人に許すことなのです。
カバリストに聞く（2008年9月11日付）
質問：ある番組で、「神はいつ生まれたのか」と聞かれ、「被造物なくして創造主はありえないので、人間が生まれたときに神は生まれた」と答えました。
しかし、創世記には "何もなく、ただ闇があり、神の霊が地表に漂っていた "と書かれています。
つまり、そこには人がいなかったのです。
それをどう説明するのですか？
M.レイトマン：これはまさに、創世記が語っていることです。
初めに、創造主は天と地を創造された。
誰がそれを感じ、誰がそれを獲得し、誰がそれを発見したのか。
人間であり、彼はそれについて書いているのです。
ですから、私たち一人ひとりが、自分の成長のために、最初からすべてを発見する必要があるのです。
人間が創造の神性に到達したとき、創世記で何を発見するのだろうか。
上層部の力が存在し、天と地を創造したこと、つまり、受け取る欲求と与える欲求を発見するのです。
司会者：今、混乱しているので、ゆっくりでいい。
"創造主は天と地を創造し、神の霊が地表を漂っている。"
M.レイトマン：誰が書いているのでしょうか？
司会者です：トーラは？
M.レイトマン：いいえ、人間です。
神様が書いて、天国の印刷所から渡したとでも思っているのでしょうか。
モーセは男だったんですね。
彼はこの天地創造の物語をすべて発見したのです。
どうやって発見したのでしょうか？
モーセは自分の中から発見したのです。
彼はこのように発展する創造の根本を発見したのです。
しかし、それを発見したのは人間です。
人間がいなければ、創造を感じる人はいないし、創造もない。
司会者：しかし、モーゼが発見したものを発見する前に、世界は創造されたのです。
M.レイトマン：申し訳ありませんが、誰がその存在を教えてくれたのでしょうか？
司会者：モーゼが発見したものを発見する前に、モーゼというそういう人がいた。
M.レイトマン：はい、それから、彼は発見を始めました。
司会者です：そうですね、彼はあなたが言うところの創造の基本を発見し始めました。
しかし、天地は彼が書く前から存在していたわけで、どのように作られたのでしょうか？
M.レイトマン：誰がそう言っているのか？
モーゼ自身か、それとも存在する他の人たちか？
仮に、私たちが存在しないとして、この世界は存在するのでしょうか？
誰が存在すると言っているのか？
私たちは、五感を通してあらゆるものを識別しています。
私は存在する。
私はあなたやここのスタジオ、そしてこの部屋の外、その外にあるすべてのものを識別する。
"私 "はそれを識別する。
現実を認識する五感を持つ私抜きで、現実は存在するのだろうか？
とても難しい質問です。
誰もが、"いや、現実そのものは存在しない "と言います。
アインシュタイン(ユダヤ人)の相対性理論によれば、すべては知覚する者、到達する者、感じる者に依存するのです。
司会者：また、「神が天と地を創造した」ということと、どのような関係があるのでしょうか。
M.レイトマン：これは、人が霊性に到達するときに発見するものだからです。
モーゼも、あなたも、私たち一人ひとりも、誰がどうであれ、トーラの書を最初から最後まで通して、そこに書かれていることを自分の中に、自分について、そして書に書かれているすべてのことを発見しなければならないのだと。
これはモーゼが発見したことです。
そして、創造主が天と地を創造したことを発見したのです。
つまり、天と地という相反する2つの力（与える力、受ける力）を設計した上位の力があり、存在するものはすべてこの力、天と地の間にある、ということです。
それが、スピリチュアリティの世界に入ったときに発見されることなのです。
モーセがトーラーを書く前に、その現実を発見する前に存在していたことは正しい。
彼はシナイ山で神性の啓示を受けてから、イスラエルの民がイスラエルの地に入る前にナボ山で死ぬまで、律法を書いたのです。
この40年間、彼は『律法』を書きました。
何を書いたか？
天と地の間にあるすべてのものを書いたのだ。
これはまさに「四十」の意味であり、メムという文字、ビナ（知性）の質、授与の質である。
天と地の間にあるものについて書いたのですが、トーラが語るのはその間の空間です。
神という授与の力と、地という受容の力の間に何があるのか。
したがって、すべては人間次第であり、人間なしには、誰が、何を、もし存在するとしたら、それを言うことはできないのです。
さらに、私たちが歴史から発見したもの、すなわち恐竜やその骨、2、3千年前に生きていた人々、これらは存在したのでしょうか？
私たちが発見したから存在するのです。
私の言っていることはとても奇妙なことだと理解していますが、私は科学とカバラの知恵の観点から話しているのです。
五感を通してこの世界を認識することに慣れきっている、この世界の単純な一般人にとっては、「そういうものだ」というのは当たり前のことです。
しかし、この五感を抜けると、五感を超えたものが見え、五感の外で生きることができるようになります。
下界と一緒に上界も生きることができ、この世を去るときも上界だけで生きることができ、現実がまったく違うことがわかる。
カバリストに聞く（2008年8月28日開催）
質問：アラブ人の精神的な根源は何でしょうか？
なぜ彼らはイスラエルが嫌われるように世界で嫌われているのでしょうか？
ファラオはイスラエルと正反対なのか？
M.レイトマン：世界中の人々がアラブ人を憎んでいるというのは、決してそんなことではありませんでした。
今日、それはテロの恐怖から来るもので、彼らは世界をコントロールしたいからです。
また、トーラーの中で、世代の終わりにはこのようなことが起こると書かれています。
『ゾハール』には、イスラエルの子供たちがイスラエルの地に戻り始めると、彼らとの間に問題が生じ、彼らに対して助けられることになると書かれています。
やがて彼らは、天の父に向かうイスラエルの心を目覚めさせるでしょう。
だから、この世やその問題を超越するためには、霊的な力が必要だということを、泣いて理解するのです。
そして、その力を受けて矯正を成し遂げ、また諸国の光となるのです。
そのことによって、アラブ人は私たちのために何らかの奉仕をしてくれていると言えるでしょう。
たとえその奉仕が、親切で楽しいものでなく、助けや支援ではなく、妨害や脅威として現れても、それでも、それは、私たちと彼らのための父である祖先アブラハムの時代から定められている、上からの助けなのです。
質問：「カバラ」の語源は？
M.レイトマン：カバラは「レカーベル」という意味で、「受け取る」という意味です。
神性の啓示、つまり神が私たちのために創造した最高のもの、「善をなす善」として、私たちを限りなく、無限に満たしてくれる、そして無限に満たされる方法を知ることです。
これがカバラという叡智です。
カバラも伝統という言葉から来ています。
伝統として受け取るというのは、世代から世代へ、私たちの世代まで伝えられるからで、私たちはそれを実現し、実行し、そして全世界がそれに加わることになるのでしょう。