せっかくなのでブラックミラー見たーシーズン1,2ー
GWにVtuberの金剛いろはさんがNetflixのブラックミラーがおすすめと言っていたので、前から気になっていたので渡りに船とシーズン2まで視聴したので感想。一話完結だから見やすいし、未来の世界に関する考察もなかなか良かった。そして思ったよりずっと重い話ばかりで気分が沈む。私はハッピーエンド主義者なのでご都合主義でもハッピーエンドであって欲しい。
こういう時は頭からっぽにして見れるアニメで口直ししたい。最近だと痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思いますってアニメがストレスフルすぎて全然中身ないのでよかった。大沼監督ってなろうアニメの時、高確率でいい感じの音楽流してダイジェストで展開巻いて、やりたいシーンまで飛ばすから見やすい。そしてシルリンはプリヤ他に蓄積したこういう戦闘シーン作るのうまいからずるい。
人生の軌跡のすべて
自分の記憶を全て外部記録に残せて、好きな時に再生できる未来にて疑心暗鬼になった夫のお話。
最初は嫉妬に狂った頭のおかしい人の話かと思ったら、普通に浮気されていてその証拠を延々と探し出して破滅するという悲しいお話。自分の記憶なんて仕事以外の部分で残しておく意味なんてないなーと思う。調べなければ幸せでいられたのに調べずにいられない人間の性。やっぱりプライベートが記録に残るっていうのは怖い。
1500万メリット
ディストピアにて延々と自転車を扱ぐ以外低俗な番組を延々と見せられて、それ以外はアバターに延々課金するかオーディション番組に出てスターになるか以外方法がない地獄のような世界。
そんな中でアバターに課金する気が起きなかった青年が現実の女に課金した結果、一躍スターに。けど、それが歌手志望だったのにAV落ちという胸糞展開なので、復讐の為に延々と自転車こいで結果自分自身がスターになるって話。
やっぱりアバターなんてデータに課金するなんてむなしいだけで自己投資がいかに必要かという話だが、あの裏で無数にスターになれなかった死体が転がっていると思うと怖い。
国家
豚とセックスwwwwww
テロリストにプリンセスが誘拐された。テロリストの要求は首相が豚とセックスする様子を全世界に生放送しろ。ひどい嫌がらせなのに、豚とセックスってワードだけで笑ってしまった。正にシリアスな笑いって奴でつい笑ってしまった。なのに、最後まで見て私まで吐きそうになってしまった。あまりにもこれはきつい。きつすぎる。とてもじゃないけど直視できるものじゃない。これを一番お勧めって言っていた巫女いたよね。正直どうかしてると思ってしまった。
ホワイトクリスマス
終わった時にはそういう話かーって感心した。因果応報。人を呪わば穴二つ。目や耳の情報を外部に出していいように操っていた男たち。冴えない男を男にしてやるっていう下世話な事やっていたら引っかけたのがやばい女で殺人の目撃者になってしまうって話から始まって、何の話かと思ったら脳の記憶を吸い出してもう一人の自分として家電にしてお世話させるって話になってひどい話もあるもんだなと思わせておいてからの、黙秘を続ける殺人者からコピーを取り出してそちらに自白を強要するっていう三弾オチで素直にスゲーとうなってしまう。
めちゃめちゃレベル高かった。ブロックされてしまうと社会的に村八分に強制的にされてしまってブロックされた側に全く救いがないのが辛い。科学の発展は人類に為にならないし、それを救済する仕組みがないと科学だけではだめなんだと改めて思う。しかし、ブロックされてそのまま狂人化してしまう人を救うセーフティネットがないのはあまりに辛い。
ずっと側にいて
愛する恋人がなくなってしまった。そこで、恋人の記憶から学習して成長していくボイスアプリに嵌って行ったら、なんと追加サービスで現実の肉体がお届け。もちろんやる事は〇ックス。というなんかこのあらすじ見たことあるなーエロ漫画で、でおなじみ。思い通りに動くアンドロイドがやってくるお話。どんなに頑張ってもアンドロイドはアンドロイド。見た目が一緒だろうと中身が別物で見た目が一緒だからこそ不気味の谷を越えられない。散々議論されつくしたテーマだけど、アンドロイド役の俳優さんの演技で楽しく見れた。と、いうかどっかで見たことある人だと思ったらピーターラビット他でよく見る人だった。有名人やんけ。結局見た目と中身がそろって初めて一つの人間になる。どちらかが欠如したらなまじ面影があるだけにただの不気味な存在になってしまう。これ私がVtuberに対して常に思っていることで、気軽に転生すればいいとか中身入れ替えればいいっていうけど、高確率でこうなるだろうと思っている。後、るる子のナッシング星人もこんな感じだったね。あちらは心を手に入れていたけど、手に入れないとロボットと一緒って事が分かりやすい。
シロクマ
デスゲームかと思ったら、魔女狩りだった。いともたやすく行われるえげつない行為。終わりのない終わり。デスゲームの方がまだ良かったし、気持ち悪くて吐きそう。流石中世に魔女狩りとか言う人殺しゲームをやっていた国の皆さんやと思っても仕方がない。犯罪者に対しての人権を一切放棄すると人はここまで残酷になれるのかという思いといかに司法権と言うのが大切な物かという事が分かる。バリーシールも司法が守ってくれず、奉仕活動と言う名の死刑宣告だったから司法で犯罪者を守るっていうのは大切。
時のクマ、ヴォルドー
これVtuberやんけ!! 先見の明が凄い。架空のキャラクターがキャラに沿った活動をしていて、キャラクターだから言えることを言って人気を集めて政治家をこけおろして遊んでいたら、自分が政治家に対するカウンターとして評価されてしまい、世界はディストピアと化してしまったというお話。Vtuber黎明期にキャラクターだからスキャンダルとは無能でうんたらかんたらって理論がもてはやされてキズナアイさんの所が迷走した訳だわって思う。世界観が確立していてボイスアクターの替えが効くならマジでこの理論が成り立つし、当時の私もどちらかと言うとこういう世界を求めていた気がする。キャラクターだからこそ許される言動っていうのは正直あるし、オブラートにうまくくるめるっていう所がVtuberの良さだと思っていたのでVtuberって存在が出てくるのは結構必然だったんだなーと改めて思う。この話は結局魂とボイスアクターさんが離れすぎてしまってボイスアクターさんが壊れるっていう最近よく見るよね…話で現実の方がきつい。でも、本当に魂がAI化できた時こそがこの問題の真骨頂だろうと思う。スカイネットの恐怖って正にこれだと思うんだよね。
とにかくVtuberオタにこそ是非とも見て欲しい。
引用元
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