「プリシラ」
2016年12月「プリシラ」の思い出し記録。
『ヴェローナの二紳士』、『ライ王のテラス』に続いて、3回目の宮本亜門さん演出の舞台です。
プリシラといえば奇抜なファッション。
あのド派手なポスターからハッピーな感じが伝わってきて、すごく楽しみでした。
お話は、ドラァグクイーンの主人公が地元でショーをするために、仲間と一緒にオーストラリアの砂漠をバスで移動するというもの。
山崎育三郎さん、古屋敬多さん、陣内孝則さんがドラァグクイーン役。
陣内さんはダントツで化けm.....インパクトのあるフェイスでしたね。
育三郎もなんかきもいんだけど、敬多くんはぶっちぎりで可愛かったです。
他にも、マジのドラァグクイーンさんが出演していたりと、インパクトの強い人が多かったです。
わたしが見た日は、マジのドラァグクイーンが登場する日だったけど、Wキャストでヅカの振り付けもやっているSHUN先生がドラァグクイーン役の日もあるんですよね。
相当インパクト強いだろうな......。
音楽は、マドンナやドナサマーといったノリのいいもの。
マテリアルガールはマドンナのPVリスペクトな演出でとてもよかったです!
ホットスタッフもかっこよかったな〜。
ディーヴァ役の女性が三人いて、よく歌で登場するんですけど、みんなパワフルでそれも聞いていて気持ちよかったです。
お腹から声出てる人って聞いていて気持ちいいですね。
トランスジェンダーということに悩んだり傷ついたりするメッセージ性の強いシーンもあるし、ノリノリの歌で盛り上がるシーンもあるし、笑いどころも泣所もあってとても楽しかったです。
ポスターにもある、でっかいアフロにでっかい靴の例の衣装で踊るシーンはとても明るくて、クライマックスなのでやっぱり観客席もノリノリに。
曲もいいから余計盛り上がる。
そしてカーテンコールは撮影OK。
みんなオーストラリアにゆかりのある動物の着ぐるみを着ているという可愛いっぷり。
子役とおじさんが、カンガルーの親子になっていて、とってもほっこりしました。
初めて山崎育三郎の舞台を見ましたが、歌は上手いんですけど、個人的には声が高めで好みではなかったかも。
でもメッッッチャ上手い。さすがプリンス。
あと、陣内さんって歌えるんやった思ったんですけど、バンドマンなんですね。
そりゃ歌えますよね。
古屋くんも歌うまくて、ますます推せるなと思いました。
2016年12月18日 日生劇場にて(2020年再編集)