争いに関する金言
先日、遺産相続でもめている方の相談を受けました。相続人は兄弟7人、そのうち1人がごねていると言う。そこで、「争いごと」に関して、感じたことをいくつか列挙しましょう。
・本人は「周りの人のために、私が戦わなきゃ」と思っているが、深い部分では、争いたい人が、自分のために「この相手なら争ってもいい」という人を相手に争っている。
・争いたい人は、「自分は正しい」「相手が間違っている」「公平にすべきだ」という雰囲気をいつも醸し出している。それで、その波動をキャッチした(同類の)争いたい人たちが引き寄せられ、争いごとが絶えない人生を送る羽目になる。
・「周りのため」を強調する人に限って、自己顕示欲、自己満足欲が強く、いいかっこしぃだったりする。
ではここで、争いに巻き込まれないための金言を3つ、説明とともに紹介しましょう。
1 争いは下品な人が勝つ。
上品な人は、そもそも争いごととは無縁。たとえ、巻き込まれそうにな っても、「相手に譲る」という術(すべ)を知っているので、深みにはまらない。
2 争ってまで手に入れなきゃならないものはない。
必要なものは既に与えられているか、手を伸ばせば簡単に手に入る。
3 争って手に入れたお金は、争って出て行く。
お金には、その授受における互いの感情が染みついている。だから、奪ったお金は奪われるように出ていき、気持ちよく受け取ったお金は、喜びをもって出ていく。