普通を好運の陣営に入れる
愛読書「偶然の力」(植島啓司著、集英社新書)に、幸せを感じるための大事な視点がありましたので、その要点をご紹介します。
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・私たちは、乗っている飛行機が空港に着くとき事故に遭ったら、それを「不運」と呼び原因を知りたがる。
しかし、飛行機が無地に到着したとしても、ホッとすることはあっても、それを「幸運」とまでは思わないだろう。
・人生の座標軸を①幸運②普通(つつがなく)③不運という3極で考えると、その比率は順に5%、90%、5%くらいになるはず。
ところが②普通の90%は通常見えにくくなっている。「普通(つつがなく)」は本来感謝すべきことなのに、だれもそれを忘れてしまっている。それに気づくのは、病気をしたり、死が近づいているのを実感したときだけ。われわれは、「なぜ自分はこんなに不運なのだろうか」といつも不運だけをクローズアップしてしまう。
・好ましい生き方とは「普通(つつがなく)」を幸運の陣営に入れることなのではなかろうか。
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読まれていかがでしょう。皆さんは「自分には何もいいことがない」なんて言って、「普通(つつがなく)」を不運の側に入れていないでしょうか?ちょっと視点を変えるだけで、人生の歩みは軽くもなったり、重くもなったりするものですね。