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後悔のない人生なんて

 人生の岐路に立たされたとき。Aの道を行くべきか、Bの道がいいのか、人は迷い悩むのですが、どちらがいいかは、永遠にわからないのです。
 Aの道を選び、「こんなはずじゃなかった」とうなだれることもあるでしょうが、Bの道を選んでいたら、もっと悲惨な目にあっていたかも知れないのです。
 私たちは(通常)分身の術を使えませんから、Aの道とBの道、両方を同時に歩んで、その幸福度を比較することはできません。だから、どちらがよかったかはわかりません。「歩んだ道が、歩むべき道だったんだ」と納得するしかありません。

 私たちは、いろんな体験を通して、様々な感情を味わうために生まれてきたんだ、と考えたらどうでしょう。 好ましい体験も、そうでない体験も、まるごとひっくるめて味わってやるぞ!と決心したら、軽やかに生きられます。
 人生の選択に後悔はつきもの。「我が人生に悔いなし」って言う人をみかけますが、どうなんでしょう?強がりを言っているようにしか思えませんが…。「悔やむ」という感情を一度も感じたことのない人生って、案外つまらないと思いませんか?面白みも深みもないじゃないですか。

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