承認欲求を淡くする
あなたが1日に16時間起きているとして、その間、どんなことを考えていますか?。「人に良く思われよう」または「人からとやかく言われないようにしよう」とどれだけ多くの時間を使っていることでしょう。人前で必ずマスクを着用するのも、感染防止というよりは、マナー知らずの非常識な人と思われたくないからでは?。
「人に良く思われたい、認められたい」という承認欲求は、本能みたいに誰にでもある自然な感情です。しかし、これへのこだわりが過剰になると、生き方が窮屈になり疲れます。
そこで、承認欲求を淡くして、他者の評価から自由になり、人生を謳歌するために、こんな視点はどうでしょう。
まず、自分に「スゴいと褒められたい欲」があることを認めてしまいましょう。すると、それに振り回されなくなります。
昨今、SNSなどで「いいね!」やフォロアーの数を気にする風潮を指して、承認欲求はとかく悪者扱いされがちですが、これが適度にあるからこそ、生活にハリが生まれ、活動への励みにもなる。ですから、まずは肯定的に受け入れましょう。
さらに、こんな考え方もできます。今の私たちは、安全で平和な国に住んでいて、衣食住も足りている。所属しているコミュニティもある。そこそこ余裕があるからこそ、世間体を気にすることができる。「なりふり構わず」よりは余程マシ。そう納得してみる。
次に大事なのは「人目を気にして、臆病になっている自分がいるなぁ」と気づくことです。
このように自身の感情を客観的に第三者的視点で観察できるようになると、感情の渦に呑み込まれることなく、承認欲求の束縛から解放されます。