小難は大難を防ぐ
風邪を引くときは、どんなに用心していても引くようになっている。そして、そのときは「引いたほうがいい」。そう思っています。
「風邪は万病の元」という言葉もありますが、「風邪が大病を防ぐ」という見解もあります。筆者は、こちらに座布団3枚差し上げたい(笑)
これとよく似た発想で、「夫婦ゲンカも時折するほうが長続きする。ケンカもしなくなったら夫婦関係もおしまい」だとか「車を運転する際も、接触程度の軽い事故をたまに起こしておくほうが、 大事故を避けられていい」と
いうような話も共感します。
いつの間にか、こうした「小難は大難を防ぐ」という「も
のの見方」が無理なくできるようになりました。
立花大敬さん(当時、進学高校の物理の先生で禅者。著書多数)の「花咲か人生~あったか心の成功術~」によると、大敬さんは、次のような祈り方をしているそうです。
「私にたえられるだけの、ほどほどの不幸が、長い幸いの期間の合間に時々やってきますように」。
読まれていかがでしょうか。筆者も、人生にはほどほどの不幸は欠かせないと思っています。大きな不幸も、それが転機となって、飛躍の足がかりになることが多いですから、こちらも必要なのでしょうね。