楽天的すぎるくらいでいい
「転ばぬ先の杖(つえ)」ということで、困った事態に備えて、あらかじめ手をうっておくことにエネルギーを注いでいる人がいます。
一方、実際に「困った状態」になる可能性は薄いだろうから、そうなってから考えようというタイプの人もいます。
生き方は個性ですから、どちらのタイプが優れているというものでもないですが、「人生を楽しむ」という点では、後者をお奨めします。
ちゃんと準備をしていたら安心できるかって言えば、そうでもない。準備万端と思っても、また何か不備を見つけては準備が足りないと慌てたりして。不安材料を作り出すのが、クセのになっている人もいるようです。
「困った事態」が想定したとおりに実際にやってくる確率は、相当低いと思いませんか?たいていのことは、なんとかなるものです。万一、にっちもさっちもいかなくなったら、すべてを天にお任せすればいい。
「あなたは楽観的すぎる」って言われるぐらいで、ちょうどいいのです。