相手に問題なし
他人を変えようとしないこと。私たちは「あの人(親が…、子供が…、上司が…、旦那が…)が変わってくれたら、うまくいくのに」と思いがちですが、それを願い続けても道は拓けていきません。
なぜならば、人は自ら進んで変わることはあっても、他人から指摘されて変えられたくないという性質があるからです。あなたも「変わらなくてはと思っていたけど、人から言われたので、変わろうとする気が失せてしまった」という経験はないですか?
「相手に問題なし。そのままでいい」と受け入れて、自分ができることに全力を尽くす。そう決めたときから、相手が変わり始めたというのは、よくある話です。
あなたが気に入らない相手の性格も、それを欠点と決めつけないほうがいいですね。その人にとっては天(神仏)から授かったギフト(才能)なのですから。
私とあの人とは、この世における役割や目的が違っているから、価値観や感覚、考え方が違っていて当たり前。それでオッケーと思い定めましょう。
近しい人が、あなたと考え方や好き嫌いが似ていたら、居心地はいいでしょうが、退屈ではありませんか?
価値観が同じということは、お互いに相手から学ぶところがないということ。違いがあるからこそ、縛られていた固定観念が崩されて、視野や器が広がったり、新たな解決策が見つかったりするものです。
「性格や考え方が違うから、一緒にいて面白い」。そう思えるようになったら、人間関係の悩みは激減するでしょう。