軽率赤ペン先生
順調に進んでいるマチアプライフ。
素敵な人に出会いたい。出会いたいけど出会えない。ならばネタ集めをしようではないか。でもコンドームは付けような♡(過去記事参照)
次に出会ったのは同い年のC君
私は早生まれなので、学年は私の1学年下。
この歳になったら学年なんぞ関係ない。早生まれに産んでくれてありがとうお父さんお母さん。
C君のスペック
年齢:同い年
職業:人事コンサルタント
年収:1000-1200万(副業含む)
身長:181cm
離婚歴あり
彼はプロフィールを詳しく書いて自分をアピールしてるタイプで、さすが人事コンサルタントという感じ。自分に自信があるタイプに思えた。
割とすぐにLINE交換しようと言われたが、やり取りをしていて波長が合うような感じがあったのでokした。
まずは会いたいタイプのようで、数日後に東京駅のカフェであうことになった。ちょうど年末の休みに入ったばかりで私も暇だったのだ。
身長に目がない私には181cmは眩しい。
次の予定があるみたいで1時間半くらいで解散したが、終始楽しく波長が合う感じが好ましかった。そこそこの私大を出ており会社も誰もが知る大企業だった。
こういう場合、これまで私の周りにいた男性たちと同じ雰囲気を纏っている点で安心感を感じる。
結局育った環境は大きいのだ、などと思いながら彼との会話を楽しんだ。
話題が豊富というよりは「違和感なく会話のキャッチボールが出来、特段賢いというわけでもなさそうだが、知的な印象と自己肯定感の高さを感じる」という感想を持った。
十分である。十分すぎるハイスペ男子。
彼は自分で家(マンション)を購入しており、京都風な共有庭を持つ自分の家をかなり自慢げに話していた。1学年下なのにもう家を何度も購入してるなんてハイスペだな〜などと思った。
先日の身長詐欺おやじや、性病理学療法士とはやはり一段違う土俵にいそうである。
彼は彼で私のことをかなり気に入ったらしく「1学年上には見えない。めちゃくちゃお肌が綺麗!イキイキしてるよね!とても若く見える!」とベタ褒めされた。
ただ私は、見た目のことをやたら褒めてくれる人をあまり信用しない。
そして彼と話す中で、割と女にレッテルを貼りたい人だと感じた。
レッテルを貼りたい人とはわかりやすくいうと以下の感じ
・相手の状況や性格を深く考えず単純なカテゴリ分けをしたがる
・特定の偏見や先入観に基づいた思い込みが強い
・自分の都合の良い枠組みの中で相手を理解したい人
・対話よりも評価を優先する人
こんな感じ。
元奥さんの話をしている時にそう感じた。
「俺の元奥さんに限ってそんなことない」みたいな発言をした時半分察した。
あとは、お会計の時に私が小銭で半額ピッタリ出したら「え?ちょうど持ってたの?」と言われたので「普段現金ほとんど持ち歩かないけど今日はこういうシチュエーションを想定してちゃんと崩してきた」
と言ったら、いたく感動され、「やばいわ。やんこちゃん俺の中で100点満点だったけど今この瞬間に100万点まで跳ね上がった」と言われた時に全てを察した。
薄っぺらい。お前、赤ペン先生かよw
そんな単純なことで女の採点すんなw
と頭の片隅で感じたが、アホなふりして無邪気に喜んでおいた。
でもわたし婚活してるわけじゃないからさ。
適度に刺激的である程度の会話レベルが保てればとりあえずオッケー。
別れ際に握手を求められ「お、意外と紳士やん」などとくだらない感想を抱きながら帰宅した。
とにかく知的な会話のできる男性に飢えているのだ私は。
そんなわけでその日の夜にC君から連絡が来た時には小躍りした。
「今日はありがとう!すごく楽しかったよ!今度俺の家見に来てよ!京都風の庭案内するよ!いつ空いてる?」
うーーーーん。
2度目で家に誘ってくるのはあまり誠実さを感じない。
すごく迷った。だがもはや私は大事に守らなければいけない何かがある妙齢の女子ではない。
ネタ集めとさらには効率の良さを重視してこのアプリを存分に活用したい。
いざ、行かん。
そんなわけで6日後に彼の家に行った。
京都風の庭を自慢したい彼には京料理のお店のおもたせデザートを手土産にした。我ながらグッドチョイスである。
電車に乗っていると彼からLINEが来た
「うちの最寄りのスーパーで待ち合わせしよう」Googleマップが貼り付けられている。
この瞬間、結構萎えた。
普通改札まで来るでしょ。
こっちは降りたこともない駅なんだからさ。
あーやっぱりただの軽率ヤリチン赤ペン先生だったか。
そう思いながら待ち合わせのスーパーへ。
しばらく待っていると彼がやってきた。
私のところへ来るなり手を握ってきた赤ペン先生。
はい、ヤリチン確定。手土産のお金返して欲しい。
しかしここまで来たからには家まで行こう。
だが、ぜってーやんねーからな!
やってもいいけど私いま性病治療途中だよ?(ニコ)
と思いながら彼のマンションへ。
なんかちゃちい鳥居とか池とかが設られた猫の額みたいな庭的なものがあった。
「これこれこれ。いいっしょ。京都みたいで」
という赤ペン先生。
お前ホントに京都好きなんか?
私は、こういう時鬼のようなあざとさを発揮できてしまうので、ちゃちい鳥居に駆け寄って「ねえ!私まだ初詣してないの!ここでできちゃうね!ラッキー✌️」などと言いながら手を合わせることくらい朝飯前でやる女である。
そんなこんなで部屋に案内される私。
あんなに俺ンチすごいと言ってた割に1階のちーさい部屋だった。
こんなんだったら広い賃貸住みたい。
私の一人暮らしの賃貸マンションの方がずっといい。
一体この部屋のどこが自慢ポイントなのか全く理解できなかった。
なんだよ、拍子抜け。
手土産の京デザートを褒められる。
「すごい!わざわざ俺の家に合わせて京都のお菓子買ってきてくれたんだね!センスある!さすがすぎるよ!」
「このお店知ってる?」
「知らない!初めて聞いた」
おいおいおい🙄
そんなんで京都好き語ってたのかよ。
京都の名店だぞ?
失格。出直してこい。
そして話も早々に、セックスの流れ。
伝家の宝刀
「今日生理なんだよね。ごめん♡」
と言うと
「大丈夫。気にしない」
と言ってくる赤ペン先生。
いや、おめーが大丈夫かは関係ないの。私が嫌なの。
って訳で、適度に気を持たせつつ、1時間半程度で撤退。
こいつのほぼ全てが分かった気がした。
結論。
・どの界隈にも軽率なヤリチン野郎は存在する(アラフォーであってもそれは変わらない)
禿げてるくせに自分に自信を持っているのはハイスペックの自覚があるからだろうか。
でも、自信持ちすぎだと思うんだよなぁ。
だって顔はカッコよくなくて単純に背が高いだけだったし、お肌はアトピーだったし、禿げてたし、なんかドヤ顔ですげー家に住んでるって言ってた割にちっーちゃな単身者用の部屋だったし。
上には上がいるって自覚した方がいい。
または、自分の薄っぺらさがバレないような女を狙った方がいい。
以上
軽率ヤリチン赤ペン男でした。