(G)I-DLEの'Allergy'と私
※読むと鬱になるので早めに引き返した方がいいです。
自分語り、未遂の話、ODの話などしてます。本当にすいません。
先日、こんなツイートをしたら、生まれて初めてこんなにたくさんのいいねをもらって驚いている。めっちゃ嬉しかった、みんな本当にありがとう!
この話、ツイートするためにまとめたんだけど、ほんとはもっとお話したかったからnoteに書いてみるね。
結構身バレギリギリのこと書いてるから、知り合いが読んでたら「あ、あの子かも」ってわかっちゃうかも。でもどうか黙っててほしい。自由に表現くらいさせて。
K-POPの女性アイドルが好きで、どのグループを推してるとかでもなく、普通に曲聴いたりMV観たりする雑食オタなので知識浅めです🙏
Allergyってすんげーいい曲だよね。
AllergyのMVが公開されたとき、私はすごくびっくりした。
TOMBOYが大ヒットしてからKPOPの第一線を歩き続けている(G)I-DLEが、こんなコンセプトをやるんだ。
以前の(G)I-DLEは私は私、誰よりもかっこいい女になってやる!みたいな強い女性像を描いてることが多かった(ように私は感じた)から、他人と比べて悩む子に対しての曲を作ることに驚いたの。
最初は、どうせこの曲を作ったソヨンも死ぬほど美しいし、私らみたいなブスでみじめな人間の気持ちなんてわからないんだろうなと思ってた。(まじでごめん)
でも、やっぱりソヨンは天才だった。
尊敬を込めてこれからはソヨンお姉さんと呼ばせていただく。
まず歌詞のリアリティがすごい。ほんとにすごい。語彙力がなくなるくらいすごい。
私のこと窓から見てるのかな?って思うくらい共感した。
私、普段はTwitterで自分の顔とか身体とか自分の能力に自信がない子たちが集まる界隈にいるんだけど、その子たちもきっと共感してくれると思う。
FFさんたちのツイートでよく書かれていることが、歌詞になっていた。
だけど、ソヨン姉さんの天才ポイントはそのまま歌詞にすることじゃなくて、わかる人にはわかるように歌にするところだと思う。
それは普通に生きている人にはすらーっと通り過ぎてしまうような歌詞。
あ、いい歌詞だな。って思う歌詞。
でも、私たちみたいに劣等感で苦しんでいる子には、ずーんと心に届く歌詞。どうしてあんなにすごい人が私の気持ちわかってくれるの?って泣いちゃうような歌詞。
私が「うおおお」って驚いた歌詞の一つに、
Lock 걸린 갤러리
鍵がかかったギャラリー
っていう歌詞がある。
このギャラリーっていうのは、写真フォルダ、もしくは非公開にしているSNSの投稿を指してるんじゃないかって勝手に考えてる。
私にも経験がある。自分が今どんな醜い顔してるんだろうってスマホのノーマルカメラで自撮りをしてみる。目だけ、鼻だけ、唇だけ。最後に顔全体。でも、撮った写真にはやっぱり不細工で残念な自分の顔が映っている。
それでどんなに傷ついても、写真は消せない。こんな顔して生きてるってこと、心に留めて生活しなきゃ。でも、周りにこんなブスなくせに自撮りしてると周りに思われたくないから、そっと鍵付きのフォルダに保存する。
もし私が美人だったら、こんなSNSの投稿してみたいなって思っても、心に鍵をかけてあきらめるしかない。私は美人でもないし、写真を撮るセンスがあるわけでもないからフォロワーは少ない。だからインスタもTikTokも嫌いだ。
まさに私じゃん、と思った。
たった一文の歌詞に、こんなたくさんのことを思い出して共感するようなこと、今までなかった。
この時点で私の中で『Allergy』は特別な曲になった。
他にも、
내가 뭔데 성격까지 좋지 않아
何で性格まで良くないの?
그래 맞아 나는 평생 혼자일지도
私は一生ひとりかもしれない
っていう歌詞もめっちゃ共感した。
可愛くないと、性格まで悪くなる。
明らかに可愛い子だけちやほやされているのを見ると、羨ましくて羨ましくてたまらなくなる。
人見知りもコミュ障も目立ちたがり屋も、美人なら美点になるのに、それ以外だとめんどくさがられるのってなんでなんだろう?
私も可愛く生まれてさえいれば違ったのかなとか厚かましいこと考えたりして。
自分が可愛くないのが悪いんだってわかっているけど、やっぱり人を憎んでしまう。
この曲が好きだと周りに言ったら
「ただ劣等感を描いただけの曲でしょ?」
「若い子はこういう曲好きよね」
って、言われたけど違うんだよ。
華々しいスター街道を歩いているKPOPアイドルが突然そばに来て寄り添ってくれる感覚。私はこの感覚に痺れてしまった。
しかも歌詞だけじゃない。
曲調がポップで永遠に聞いていたくなる。聞いててブルーな気持ちにならない。自分の気持ちを否定されないうえに、少しだけ前向きになれる。
音楽的な話はまったくわからないけど、とにかくノれる。
Allergyがさらに好きになった話
ちょっと自分の話していい?
さっきも言った通り私は自分のこと、特に自分の顔が嫌いで、思い悩んでいたのね。
なんで私だけ可愛くないんだろう?みんなは幸せそうなのにどうして私はこんなに楽しくないんだろう?
どうせ私はパーツ配置がおかしいから整形しても可愛くなれないだろうし、センスもないから小綺麗なブスにもなれず、それを挽回するような頭の良さとかコミュ力もないから、もう4んでしまおうと思ったの。
睡眠薬をいっぱい飲んだ。
そうすれば眠るように行けると思った。
明日には美人に生まれ変わってますようにって願いながら、ベッドにもぐりこんだ。
でもそれは失敗に終わった。
目覚めた私は不細工のまま、人工呼吸器をつけられ、ベッドに拘束されていた。みじめでたまらなかった。
容体が安定してきて、意識がはっきりしてきたころ、自分の髪の毛がきれいなみつあみになっていることに気が付いた。
みつあみで、思いつめた表情をして、酸素マスクをつけている。
MVで見たソヨン姉さんの姿と同じで、MVと現実がリンクしているように感じた。
KPOPアイドルと自分をリンクさせるなんて、おこがましいにも程があるかもしれないけど、それでも私は勇気が出た。
調べたらソヨン姉さんも一時、外見に対して批判を受けたりしてたみたい。
その経験があるからこそこの曲が書けたのかな、なんて思うと本当に強いなと思う。私も過去の経験を強さに変えられる人になりたいな。
その後公開されたQueencardにもドハマりして、こういうマインドで生きて行こ!!という気持ちです。
だから、本当にソヨン姉さんには感謝してます。
この曲を作ってくれてありがとう。まだまだつらいことも多いけど、そのときはまたAllergy聴いて頑張ります。
アイドルなのに整形とか劣等感とかに向き合った曲を描いてくれたことで救われている子はたくさんいると思う。
ちなみに、この曲が好きすぎて、人生で初めてアルバムを買いました。
デカいポスターもついてきてアーシはとてつもハッピーですょ。
全然まとまってなくてごめん、でもとりあえず書きたかったことは書けたと思う。読んでくれてありがとう。
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