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【CL福岡優勝】オーダイル+ミロカロスex

割引あり

自己紹介

この記事を手に取っていただきありがとうございます。
ササキヒロムです。
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主な戦績

PJCS2022マスターリーグ準優勝
第6期ポケカ四天王
CL2025福岡マスターリーグ優勝
【NEW】

細かい入賞はほかにもありますがこんな感じです。


今回の環境について

デッキ分布

Day1のデッキ分布の予想は大体こんな感じ

宝石バレットのメインポケモンが分からない


基本的にはドラパルトexとタケルライコexが多いと予想していました。
いつもよりもメタられるだろうと感じこの二つのデッキは極力持ち込まない。持ち込むとしても、よく見るようなデッキリストから少し外した構築にしようと考えました。

多くの人がとりあえずこの2つのデッキに勝てるデッキを考えようとしていたのではないかなあと思います。

あとは宝石バレット、このデッキは数がトップシェアとはならずとも上位を狙って考察してきている人はこのデッキを使用してくると予想しており警戒はしていました。実際自分が一緒に調整していたメンバーからも数人はこのデッキをCL福岡に持ち込んでいました。

環境の傾向

今回のCL福岡は限られた大会の結果から環境の考察をしなければならない。そのためまだ見ぬデッキがたくさんあり、プレイングのスキルよりもデッキの構築が重視される。当日の持ち込み次第で簡単に勝てる可能性がある環境になると感じていました。

これはオープンリーグで行われるCL愛知のエクストラレギュレーションと似ていると考えており、見かけ上の環境デッキを持っていくよりも少し外したデッキを持ち込もうと考えていました。

使用デッキ選択まで

今回のCLは福岡に木曜日から福岡に到着しており、この時点での候補デッキはミロカロスex+リキキリンexのデッキか宝石バレットでした。しかしどちらも安定性や上位の対面への不利などから本当にこれで良いのかと考えており、そんな時にこのツイートを拝見しました。

正直このリストが輝いて見えた...

ミロカロスとヒンバスが2枚入っており元々オーダイルが課題としていた、ヨノワールラインが多く採用されているドラパルトexに対しての勝率もある程度出せそうと考え、すぐにデッキリストを作って練習をしました。

同じころにサーフゴーex+ノココッチのデッキも検討をしていました。ノココッチexを採用することで自分の展開が微妙でも追い上げていくことができるのではないかと考えてこちらも練習していました。

結局どちらにするかは決まらず

スイレンとカシオペアのスリーブだけいっぱい持ってきてた

カシオペアのスリーブにはサーフゴーex、スイレンのスリーブにはオーダイルを入れて持っていくつもりで投票をして最終的にデッキを決めました。

謝辞

今回選択したオーダイルというデッキを世に知らしめてくれたBumpeiさん、ミロカロス入りのデッキリストをツイートしてくれたきょんしーさんありがとうございました。
Bumpeiさんのnoteはこちら


大会使用デッキ


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さて改めて、使用したデッキはオーダイルです。スイレンのお世話が2枚も入っているのでスイレンのスリーブがぴったりだと思いました。

採用カード

◆オーダイル:3枚
◆アリゲイツ:3枚
◆ワニノコ:3枚

基本的に全員がワザを打ちます。オーダイルの「おおなみ」は相手のポケモンを一撃で倒すため、アリゲイツの「ぎゃくふんしゃ」はベンチのポケモンをバトル場に出してターンを稼ぐため、ワニノコの「かじりつく」は攻撃ができないorダメージが低いポケモンをバトル場からにがさないために使います。本当はワニノコは4枚採用したいですが枠の都合で3枚です。

◆ミロカロスex:2枚
◆ヒンバス:2枚

このデッキの魅力の1つがサイド落ちしていなければミロカロスexを2体同時に育てることができるというところです。後述しますがドラパルトexのデッキに対してミロカロスexを2体完成させると大体勝ちます。この4枚のためにいろいろ減っているカードがあります。

◆マシマシラ:3枚
このデッキは一般的にオーダイルのデッキとされていますが、実際にはマシマシラのデッキです。
「アドレナブレイン」は1回の自分の番に2回以上使いたいので3枚の採用です。MAXで3体ベンチに並べることもあります。

◆ミミッキュ:1枚
アリゲイツのワザ「ぎゃくふんしゃ」を使ったときにバトル場に出す壁役筆頭です。本当は2枚採用したいと思っていましたが枠の都合と、ミミッキュと同じく壁役としてミロカロスexを2枚採用しているので1枚でも足りている対面が多いと考え1枚のみの採用となりました。

◆スボミー:1枚
今回のMVPカードです。2進化のデッキに対して時間を作ったり、決勝戦でやったように相手の動きを制限しながらポケモンを倒したりするのに使います。

◆ジーランス:1枚
このデッキの根幹を担っているポケモンです。進化しているオーダイルが進化前のワニノコやアリゲイツのワザを使うことができるようになるカードです。HPが高い状況で「かじりつく」をしたり、「トレントハート」を使用しながらの「ぎゃくふんしゃ」で相手のポケモンに150ダメージ与えながらベンチのポケモンと交代することができます。

◆ポケギア3.0:4枚
このデッキはポケモンの特性で山札を引いていくことができないためサポートでサポートを引くことでデッキを回していく必要があります。また、自分の最初の番にプレシャスキャリーを使いベンチにポケモンを展開したいので、そのためのサポートを手札に加えるカードでもあります。

◆カウンターキャッチャー:3枚
相手のバトルポケモンを縛る動きをするときや積極的に倒したいポケモンがいるときに使います。相手がサイドを先行している時にしか使えないため不自由なところもありますが、3回使うこともあるので3枚。本当は4枚ほしいけど枠の都合で断念

◆夜のタンカ:1枚
◆大地の器:1枚
◆なかよしポフィン:1枚
◆ハイパーボール:1枚
他のデッキには多く採用されていることの多いこれらのカードですが、このデッキのACE SPECがプレシャスキャリーである点や、ペパーから1枚だけ持ってきて自身の状況を好転させるために使うことが多いためどれも1枚での採用になります。

◆プレシャスキャリー:1枚
このデッキのACE SPECの枠です。ネストボールを採用していないためマシマシラをベンチに並べるにはこのカードかボウルタウンしかありません。序盤から盤面を整えることが非常に大切なデッキであるためこのカードが採用されています。

◆ワザマシン エヴォリューション:2枚
初手のペパーでこのカードを持ってくることがとても多いです。ミロカロスexを早期に2体立てる試合があったり、そもそもメインプランのオーダイルを通すためにワニノコやアリゲイツに使ったりする時も多々あります。

◆ゴージャスマント:2枚
耐久してダメカンを返していくデッキなので基本どのポケモンもHPは高い方が良いためこのデッキの要です。ワニノコやミミッキュに、場合によってはスボミーや「デヴォリューション」のケアでミロカロスexにつけることもあります。

◆緊急ボード:1枚
後攻最初の番に「むずむずかふん」を打てるように採用しました。他にもこのカードのおかげで自身の盤面に、逃げるためのエネルギーが必要ないポケモンを置いておくことができるのでワニノコがいない盤面からかじりつくで相手のポケモンを縛りに行きやすくなっています。

◆ペパー:4枚
このデッキはサポートで回していくデッキなので最大枚数の4枚。後攻最初の番に使って、自分の場を強くしたり、要所要所で必要になるカードを持ってくるのに使います。

◆ナンジャモ:4枚
こちらも同じ理由で4枚。あまり積極的にサイドを進めていくデッキではないため汎用的に6枚山札を引けるカードとして使うことが多いです。ゲーム終盤はポケギア3.0からこのカードを引きに行き、相手ににボスを引かれないようにしたり、動きを制限したりしにいくことも多いです。

◆博士の研究:2枚
手札にあるカードを全てトラッシュしてしまうのでリソースを山札に返すカードが入っていないこのデッキで使う状況は実はそんなに多くないので2枚。どうしてもデッキが動かない時以外でスイレンのお世話やカウンターキャッチャーを巻き込みながらの使用はおすすめしません。

◆スイレンのお世話:2枚
マシマシラやオーダイルが倒された時によく使います。相手に盤面を破壊された時に盤面を素早く復帰するためのカードなっていて非常に協力です。正直枠があれば3枚あった方が良いと思います。

◆アカマツ:1枚
マシマシラやオーダイルに付けるエネルギー、バトル場のポケモンを逃がしたり、「エヴォリューション」を使ったりするのにエネルギーテンポがものを言うデッキです。ゲームのどこかで使えると目指している盤面に素早く到達することができます。

◆ボウルタウン:2枚
このデッキはネストボールが入っていないためプレシャスキャリーが使えなかった時、マシマシラを出すには山札を引くカードで手札に引き込むかハイパーボール、それかこのカードでベンチに置くしかありません。それ以外のポケモンもなかよしポフィンの1枚でしかベンチに並べることができないため、なるべく早く引き込みたく自分の盤面復帰にも使うのでなるべく出しておきたいカードです。

◆基本水エネルギー:4枚
◆基本悪エネルギー:3枚
◆ルミナス:エネルギー2枚
エネルギーは合計9枚、欲しかった方と別のエネルギーが手札に来ることもあったり、ゴーストアイやサイコトリップを宣言する試合も少なくなかったりするのでルミナスエネルギーは2枚です。

不採用カード


■ビーチコート
ゴージャスマントがはられているたねポケモンが逃げやすくなります。このデッキに採用されているたねポケモンは全て逃げるためのエネルギーが1以下なので汎用的に使うことができます。今回は緊急ボードがあれば足りると感じたので採用を見送りました。

■ボスの指令
1枚あるだけでベンチに準備されたヨノワールを取りにいけるので一生待ってくるドラパルトexのデッキにに対して強いカードです。ポケギア3.0があるとはいえ1枚だけだと好きなタイミングに手札に引き込みにくい点。環境の数がそこまで多くならなそうだったオーダイルに対してそこまでプレイの練習をしている人が少ないであろうという点。この2つを加味して今回は採用を見送りました。

■アクロマの執念
このデッキの欠点の1つがエネルギーに繋がるカードが少ないところです。そのため、あと1枚くらいエネルギーに繋がる手段を入れても良かったと感じています。アクロマの執念であれば、ついでにボウルタウンにも触ることができるので、ジャミングタワーを貼ってくるデッキに対して強く出ることもできます。キュレムがどこから飛んでくるか分からなかったので採用を見送りましたが、今回の環境であれば採用したかった1枚です。

■ヒーローマント
前日に練習してた時に「ミロカロスexにゴージャスマントつけたらHP370で最強だわ!」と言ってたら葉月に「お前、ゴージャスマントはルールを持つポケモンにははたらかないの知らないの?」ってめっちゃバカにされました...「でも370のミロカロスexが完成すると多分ミロカロスexを2体準備しなくてもドラパルトexに勝てるよなぁ」なんて考えていたので多分あったらものすごく強かったと思います。今回はそんなに構築をガラッと変えている時間がなかったので不採用。

余談ですが、オーダイルの原案を考えていたBumpeiさんのところはエーススペックこれだったらしい。

■プライムキャッチャー
能動的にベンチのポケモンを攻撃しにいけるカードです。カースドボムでサイド同数を維持されるとカウンターキャッチャーを使うことができないのでこれも主にドラパルトexに対しての勝率が伸びるカードです。グッズなのでペパーで持ってくることができますが、さすがにこれを採用するならボスの指令の方が先に上がるかなぁと思ったので不採用。

当日のマッチアップ

Day1
R1ドラパルトW
R2ドラパルトL
R3マリルリW
R4リザードンW
R5宝石バレットW
R6タケルライコW
R7ドラパルトW
Day2
R8サーフゴーW
R9宝石バレットW
R10ミロカロスL
R11タケルライコW(サブ配信)
R12タケルライコW
R13ドラパルトW
R14NのゾロアークW
R15ドラパルトW
決勝トーナメント
T1ミロカロスW(練習メンバー)
T2リザードンW(メイン配信)
準決勝ミロカロスW(再戦、サブ配信)
決勝サーフゴーW(メイン配信)

17-2ってほんとにできるんだなぁ

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