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長女のいる風景
昨年、山本家に4人目の子どもとなる長女を授かりまして、先に生まれた三兄弟とはまた違った大変さを感じておるわけですよ。そう簡単に、順調に子育てが行くわけないんですよね。この一年半ほどは、ほんとに、いろんなことがありました。安全な子育てに手を尽くしてくれる家内には、亭主として頭が上がりません。
子育ての経験もあって、三兄弟のおさがりを着ることの多い長女は、どうしても「女の子らしく」ということも乏しい… というか、一歳半になり、元気な女の子として自己主張をするようになりまして。さすがに長男が愛用していたスタジアムジャンパーを着せておくわけにもいかず、ドレスとか着せてみるんですけど… ハゲです。
日頃は「ブバー」やら「ブーー」って叫びますけれども、昨今は言葉も少しずつ覚えて、誰から教わったのか「けっさん」とか「さいむ」などと言うようになりました。将来は立派な税務署員に育てたいと思います。
ただ長女、親に似ず、あまり毛が生えてきてくれないんですよね。いずれ生えてくれるとは確信しておるわけですが、少なくても、現段階ではハゲです。それでも、一か月一か月、少しずつ生えてきています。いずれ、剛毛になってくれることでしょう。
ドレスを着てご機嫌な長女でしたが、医療関係者である家内は当然のように「インフルエンザワクチンも予防接種も11月中にはできるものを全部済ませておきたい」ということで、一家でいつもお世話になっている近くの内科に注射に行きました。注射と聞いて、暴れる長男をしり目に、まだ注射を良く知らない長女は涼しい顔をして病院に向かいます。
病院に入ると、なんか違う雰囲気に気づき、不安そうな長女。
しかしときはすでに遅し。そこそこ痛い予防接種が待っています。まとめて3本打たれて「いたーーい」と叫びます。痛いって、言えたんだ…。ごめんね。でも、ワクチンは必要なことなんだよ。
帰路は、ご覧のように激おこでありました。もうね、ブチ切れですよ。まだ一歳半なのに、親に似ず喜怒哀楽を表に出して感情を露わにしています。
帰宅後も怒りは収まらず、武装して次男を脅迫する長女。
日の短くなった11月の陽も暮れて、夕食も騒々しくいただいた山本家は、興奮で疲れたのか早いお休みタイムを迎えます。
今日も、実に良い一日でした。明日も悔いのない、今日以上に良い時間を過ごせますように。
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