【ネタバレなし】みんなで『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』を観て面白かったよの感想
いや、控えめに言って面白かったですね。
連休でようやく半日休めるし、今日こそは『ラストマイル』を観に行くぞと思っていたんですよ。
ところが、山本家親族で集まることになった結果、山本家各ご家庭子どもが宴会の邪魔になり、子ども扱いがうまいとされた不肖・私めが山本一族若手（11歳以下）の子守りを一手に引き受けることになりまして。拙宅山本家幹事長の発案で『クレヨンしんちゃん』観に行こうとかいうリーダーシップをご発揮になり、涙目になりながら映画館まで15人ほどをぞろぞろ連れていく羽目になったのですが…。
いやいや、面白いじゃないですか。
劇中、毛唐の姉弟が出てきて舞台回しをしてくださるのですが、弟のビリー氏が大変に優秀で。
物語がすべて終わり、エンドロールで離れ小島に閑居し研究に没頭されるビリー氏… いや、君！！ 私と手を組んでノーベル賞を目指さないかね！？？ いや、おまえそんなしょんぼりして人生捨てて隠居するような人物じゃないだろ。論文書くか、実験ノートをファイザーとかビルゲイツに売れよ。やけっぱちになって装置ぶん殴ったらアレが完成しちゃうとかペニシリンかよ。いいんだよ。うまくいった理由なんていいんだよ。この私に任せてくれたら手がけている仕事など全てを投げ捨てていますぐどこにでも持ち込んでやる。君、新潟大学に来ないか。おまえのやったことは日本の、いや世界の医学研究で金字塔を300個ぐらい打ち建てて子々孫々まで億万長者が保証される神の如き大発見なんだぞ！！
感動して泣き腫らした眼を交わし言葉少なになっている横で、51歳になるワイは欲の無さすぎる超天才有機化学・生物工学研究者であるビリー氏の偉業に打ち震えておりました。
おまえ、やり切ったな。さすがだ。私と一緒に仕事をしよう。
しかし、悪役のお父ちゃんもすっごく有能です。春日部はおろか渋谷など東京の主要な街全体を吹っ飛ばしただけでなく、すべての恐竜はオンライン管理、さらには航空・偵察衛星からほぼリアルタイムですべての状況を確認して最適な作戦を手配できる、その技術力とそれを支える組織力。
これ、やったことはともかく、やり遂げるの凄くない？
こういう人物こそ立憲民主党は代表に迎えて自民党政治をぶっこわーすして欲しかったところなんですよ。活動家なんてそういうマッチョ大好きでしょ？ それに、最後なんか逮捕されて空港からどこかに強制送還されてましたが、常識的には日本の法規で起訴され裁判が行われるべきですね。でも海外に出されるってことは、やっぱりあれ、絶対スポンサーと超絶組織力を維持できる鬼管理人がいるでしょ。ビルゲイツみたいな。日本の司法すら手出しできないシャドウステートがいるんだよきっと。あの施設がどこにあるのかは分からないけど、恐竜みんな飛んでたし、海なんかひとっ飛びだから作戦の幅も広がるよね。あれを尖閣諸島に設置できたら領土問題なんて一発解決な気がします。広大な敷地、巨大なロボットによる恐竜たち、そして最高級の情報システム。素晴らしい。河野太郎なんて即お払い箱にしてデジタル大臣に据えていい人材ですよ。
道中、街中に凶暴な恐竜がうろうろしていて、警察力では対応できず、自衛隊も出動していました。これだと災害対策基本法と自衛隊法ですかね、ただ制式装備で恐竜を制圧するのかと思ったら、単発のさすまたで対抗しようとした要員が恐竜に蹂躙される描写がありました。良くないですね… さすまたはせめて2本以上で複数人対処しなくては。災害対策基本法第105条（災害緊急事態の布告）および災害対策基本法第109条（緊急措置）による対応をするにしても状況の危機度合いがきちんと官邸に伝達されておらず、そのころ新官邸危機管理センターで岸田文雄がモニター前でブチ切れていたことでしょう。緊急対応が必要だから自由民主党総裁選など中止させて総裁権限で俺が次も総裁やると高らかに宣言するレベルです。もうちょっと避難誘導を警視庁も消防庁もやるべきじゃないのかなあと感じました。
なによりも、あれだけの巨大な恐竜ロボットが長時間稼働できるバッテリーはどういう感じだったのか、凄く興味があります。電源、割と大変じゃない？ 施設は東京都にあったのだとすると、電力融通で都と連携を取らないと遊戯施設がオープンできませんので小池百合子がホホホホホとか言いながら全面バックアップしていた可能性はあります。凄いなあ、ビルゲイツと小池百合子の二大巨頭に支援された巨大恐竜テーマパーク。
そう言えば、豪雨が降ってきたので施設の営業は停止っていうくだりもありましたし、まああれだけの大電源の稼働物体を降雨下でぶん回すのは最高にリスキーですよね。それに、本物の恐竜がいるテーマパークだって売り文句を、日本人は純粋に信じすぎです。いるわけねえじゃねえか。騙されてんじゃねえよ。あと、騙されてるのが分かってからブチ切れんな。おまえの頭が悪いのが悪い。やはりこの映画は日本人の科学リテラシーの無さを啓発するために文部科学省と厚生労働省が仕組んだ国策アニメのような気がしてきました。
しかし、恐竜ってだけで、何でこんなにロマンを感じてしまうのでしょう。しんちゃん以下ヘタウマな人物の描き込みに対して、かなりちゃんと恐竜をリアルに再現した映像が続いていて、恐竜がガチ好きな山本家親族キッズも大興奮しておりました。
拙宅山本家長女は今日で3回目（4回目？）の鑑賞だったのですが、この夏ワイがクソ忙しくて同伴できず、実は本作品初見だったんですよね。なんでこんなに面白い映画を観ないままひと夏を終えてしまったのか。残念でなりません。お前らも少しでも面白そうだと思ったら映画館にGO。
画像はAIが考えた『本当はお前が一番すごいことをやり遂げているのに他キャラの圧や物語のご都合に負けて何となく駄目キャラの扱いにされてしまう若者研究者』です。
神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント