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700年経った今も先達はあらまほしきことなり

こんにちは!きりぎりすです。

早速結論を申し上げますと、
私の先達は母!!!

お忙しい日々の,貴重な時間をありがとうございます。


KEY1:『徒然草』とは何ぞ

『徒然草』とは
吉田兼好(よしだけんこう)(1283-1350)によって,
鎌倉時代末期に書かれた随筆集です。

さらに!
『枕草子(清少納言)』,『方丈記(鴨長明)』
とともに日本古典文学の

三大随筆

と呼ばれているのです。

個人のX(旧Twitter)のような
随筆をまとめて

さらにそれを
約700年経ってもまだ評価されるなんて
どういう世界線?!

けれども
Xユーザー数世界第2位(2024年現在)の
日本人が書いたと考えると
あまり不思議でもないのでしょうか。

…という発見が世間で流行った時
面白かったですし,
とても共感しました。

その上,
未だに学校でこれを学ぶ
ティーンエイジャーを考えると

学ぶことは700年経っても,同じなのだな

とも思ったのです。

KEY2:第52弾「仁和寺にある法師」

全編243段もある随筆集ですが,
本日はその中でも第52段について
熱語りさせていただこうと思います。

ざっと内容を私の記憶を頼りに説明しますと,

山が本当の目的地だったにもかかわらず,
手前にあった神社で満足して引き返す僧を見た作者が

「先達はあらまほしきことなり
(指導者はいてほしいことだな)」

とつぶやく,というお話です。

第52段「仁和寺にある法師」『徒然草』(鎌倉時代末期)

確かにこの内容を鑑みると
学校という狭い空間で
生徒が先生から授業を受ける生活を送る
という特性を手助けしてくれるような内容ですね。

けれども当時の私は
これを古典の授業で聞いて
大共感したのです!!

さらに驚くことに
私の友達もそうでした!

KEY3:先達と私

私は母と沢山の話をすることが好きです。

例えば,
好きなドラマや映画,読んだ本,
今日食べた美味しかったものや学んだこと等

ありとあらゆることを会話して
楽しく暮らしてきました。

母は当然,

”My Mother is older than me.”

でありますから,
様々な経験を面白おかしく話してくれます。
それを子供の頃から聞くことが大好きでした。

その中でも特に私に影響を与えてくれている

強く優しく生きること

は,格別です。

私は今日にいたるまで
この言葉の真意が分かっていなかったです。

人を愛して生きると
愛され始めるように
自分から作用しないと,
反作用は生まれませんよね。

大小を問わなければ,
人を幸せにすることは簡単です。

落ちた消しゴムを拾うとか
トイレットペーパーが切れたら新しいのを補充しておくとか
誕生日をお祝いするとか

そういう些細な日常の幸せのために
優しさをgiveすることが大切であると
言っていたと分かったような気がします。

それがたとえ相手から返ってこなくても
何の問題もない。
そんなの興味ない。

自己満足の優しさを継続させるために
自分の強さが必要なのです。

しかし幼い私は表面上の言葉だけ理解したような気がして,
「他人のため」と行動していましたが,
それは結局「自分のため」になっていました。

今でも大切な私のBestieは
母のおかげで長年連絡を取れているのだと
分かったのです。

今までは優しくあろうとする努力が必要でしたが,
これからは少しレベルアップして
友達や人生上の大切な人に
最大級の愛情で接することをモットーとします。

やりすぎない程度にやりすぎる節度の強さも,
一緒に鍛えていくと宣言します!

Am Ende

終わりに,今日の素敵な言葉をもう一度!

先達はあらまほしきことなり

吉田兼好『徒然草』(鎌倉時代末期)

母のような先達を持てた私は
信じられないくらいラッキーで幸せ者ですから,
これから私とかかわりを持ってくれる人にも
幸せと愛を感じられるように
さらに素敵人間になりたいと存じます!

最後まで読んでくださり,ありがとうございました!

では,またお会いしましょう!
Auf Wiedersehen!

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